「Heartfield」の記事一覧(8ページ / 全9ページ)

What’s so bad about feeling good? といった感じで、好きなものや興味をもったことの感想や、やったことの記録みたいなものを書き連ねています。

チキンライス
松本人志の笑いの本質

音楽

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じみへん たたき売り
つまらない会話を拡げる方法

読書

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私は貴兄のオモチャなの
明るいアンハッピーエンド

読書

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チワワちゃん
緩く優しい物語

読書

……たんですね。 しかし、この短編集は、いいです。にわかファンの僕が言うのもなんですが、岡崎さんの知らなかった一面を知ることが出来ました。 7つの物語があると書きましたが、どれも素晴らしく読みごたえがあります。2話目の「チョコレートマーブルちゃん」以降はどれも等しく好きです。凄く優しい目……

お父さんのバックドロップ
あとがきを読んでから

読書

……いますが、プロレスへの「愛」が無ければ書けない表現が多数あります。 下田くんのお父さんは有名な悪役プロレスラーの牛之助。頭は金髪、顔は赤白の隈取り、リングでみどり色の霧を吹く。そんな父親が下田くんはイヤでたまらない。今度は黒人の空手家「クマ殺しのカーマン」と対戦することになったのだ。父を思う……

超老伝—カポエラをする人
おむつおむつおむつ

読書

……彼以外誰もやっていない格闘技“カポエラ”。「格闘技世界一決定戦」に出場して大暴れ!! 狂人を職業とする老人の異常な日常−−おそるべし。(関川夏央)わしが菅原法斎じゃ。かれこれ十六年前に発狂してから、この道ひとすじでキメておる。趣味はカポエラじゃ。今のところまだ負けたことはない。なにせ珍しい格闘技なの……

整形美女
秘密を抱えるしんどさ

読書

……ものばかり書いている」という批判を受けがちな人が多く、確かにそういうとらえ方もあるなぁと思うのですが、姫野カオルコさんのこの3つの物語は、すべて雰囲気は違います。雰囲気、というよりも目線でしょうか。『終業式』ではとても優しい目線を感じましたが、今回の『整形美女』は厳しいというかとても冷静、冷徹な目線……

バッテリー
良い物語なのに好きになれない登場人物たち

読書

……は」「キャッチャーとは」「野球とは」といった考察や、野球をすることと楽しむこととの違いとか、「へぇー、なるほど」と思う表現が多々ありました。でも「読み込んでいる」という感覚はなかったです。 どうも主人公「巧」がしっくりこなかったんですね。というか率直に言って僕の苦手な人間です。 「自……

pink
最初の一冊

読書

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転校生
主演の二人を見守る雰囲気

映画

……出演者全員が猛烈に若い。そのせいか作品全体から若さを感じます。まあテーマ的に当然かもしれませんが。とにかく何から何まで若かったです。主演のお二人、小林聡美さんと尾美としのりさんは当時15歳だとか。演技も初々しくて、なんか見守っている感じがしました。 この物語の設定は知っていたんですが、オチ……

ボウリング・フォー・コロンバイン
伝えたい事をちゃんと伝える

映画

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誰も知らない
残酷な物語の優しい目線

映画

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へルタースケルター
一人の女の子の壮絶な落ち方

読書

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エンド・オブ・ザ・ワールド
岡崎京子作品への入り口

読書

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100%の女の子 / パン屋襲撃
好感度は高いがこっぱずかしい

映画

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π
天才数学者の妄想爆発物語

映画

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ジオラマボーイ パノラマガール
ちゃんと普通におもしろい

読書

……のものと違いますね。まだなんか柔らかいというか。出版されたのは1989年で、もう15年も前。当時の風俗が描かれていますが、ちょっとこっぱずかしいですよね、80年代って。 “BOY MEETS GIRL” STORY “IN SHU-GO-JU-TAKU”とあるように、普通の女の子と普通の男の子……

愛の生活
たくさんの兆し

読書

……いうことで、新たに『愛の生活』を読みました。 同棲していたOLが突然男をつくって出ていき、家賃を払えず夜逃げをするはめになる林屋三太。棲む当てもなく途方に暮れている三太は、同じ学校の桜田純子に誘われるまま、純子の兄、貴夫と奇妙な同居生活が始まる……ってなお話です。 岡崎京子さん自身に……

ボビーZの気怠く優雅な人生
真剣にならないかっこよさ

読書

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DEADMAN
同じ内容と言われる物語の中で一番おもしろい

読書

……描くことを放棄したそうです。それってどうなんだ?と思わないでもないですが、「その分作品のダークな雰囲気がに凄みが増した」というのは、そのとおりかなと思います。 江川達也さんの作品には「どれも同じ内容ばかりではないか」という批判がついて回るのですが、確かにそれは否定出来ないと思います。この作品も……

Hear the Wind Sing
嘘だと言ってくれないか……

読書

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リバーズ・エッジ
残酷で優しい

読書

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ノルウェイの森
読みかえせば読みかえすほど面白い

読書

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フロム・ダスク・ティル・ドーン
好きなことだらけで作られた物語

映画

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月光の囁き
自力で見つけた神様

読書

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壊色
町田康の原点

読書

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MONSTER
負けない人間との戦い

読書

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理不尽な行動の裏にあるもの

読書

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カリフォルニアの炎
予想できる結末なのに最後まで読ませる物語

読書

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終業式
普通の人が持つ文章の力

読書

……帰りの電車で妄想にふけるのもいやだったので、さっと目に入った知っている作家、姫野カオルコの『終業式』を選びました。 最初に書かれていますが、この物語の全ては登場する人々の手紙で語られます。主要な人物は高校3年生の3人。高校3年の秋頃から20年後ぐらいまでのお話です。 学生時代、授業中……

村上春樹全作品 1979〜1989〈5〉短篇集〈2〉
未収録なのにはワケがある

読書

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素晴らしい世界
厳しく優しい世界

読書

……。現実の世界と同じですね。さえないOLや、優等生の仮面をかぶった中学生、ただなんとなく予備校通いを続ける浪人生など、いろんなタイプの人々が一瞬主人公になるわけですが、共通していることは、何かに対して迷っている人、立ち止まっている人、立ち止まってたい人、ということでしょうか。 職場の方に唐突に貸……

椿姫
古臭くて素晴らしい物語

読書

……思うことが多いです。少しは新しいの読めよと。今回岩波文庫版を読んだのですが、初版が1934年8月15日、42刷が改版で1971年1月16日とあります。翻訳でも大昔ですが、原作は1848年だそうです。150年以上も昔です……ほんとなんでこんな大昔の作品を読んでるのかと思いますが、きっかけは我らが薫くん……

花男
ビリビリ伝わる喜び

読書

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若い読者のための短編小説案内
村上春樹が読む「第三の新人」

読書

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バクの飼主めざして
多すぎる情報から自分を守る方法序説

読書

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狼なんかこわくない
「庄司薫くん」のエッセイ

読書

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ぼくの大好きな青髭
男の子、かくあるべき

読書

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甘美なる来世へ
唯一無二の文体

読書

……はおろか「、」もないんです。ある意味親切な作家で、最初のページで読者に警告をしている節があります。翻訳者の柴田さんもそこら辺をうまく処理してくれているな、と思います。後書きで、「通常の翻訳であったら愚の骨頂でしかない原則を定めて訳した」と書いています((「原文1センテンス=訳文1センテンス」「読点の……

さよなら快傑黒頭巾
優しさがもたらす残酷さ

読書

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白鳥の歌なんか聞えない
「死」と「愛」に「若さ」で抗う物語

読書

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シカゴ育ち(ペット・ミルク)
いつでも温かい気持ちになれそうな物語

読書

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赤頭巾ちゃん気をつけて
優しくなりたくなる物語

読書

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世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド
心の深淵を覗いて見えるもの

読書

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スティル・ライフ
好きなんだけど刺さらない

読書

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南くんの恋人
倦怠期かなと思ったら

読書

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遠い太鼓
文章を書くことはいいことだ

読書

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ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち
信頼できる翻訳者であり読者

読書

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パンク侍、切られて候
笑いながら描かれる本質

読書

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世界のすべての七月
20代の読者としての感想

読書

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