カンフーハッスル
バタバタの息抜きに最適
冒頭で「サッカーはもうやめた」という、前作『少林サッカー』を観た人への褒美的なセリフ。ここでニヤリとすれば、後は声を出して大笑いするだけ。あっという間に映画は終わり。「楽しかったー」という感情以外なんにも残らない、後腐れのない素晴らしい作品です。
普段電車やドトールで笑いをかみ殺している僕ですが、映画館はそういうことをおおっぴらにできるのがいいですね。たまに僕だけ笑ってしまうシーンがあって、ひやりとするときも多いですが。
主人公の子供時代の思い出をうまく使ったりして、いい話風に仕上げていますが、それはやっぱりおまけのおまけ。前半の真面目なカンフーアクションと、それ以降の想像したもの全てを映像化したようなめちゃくちゃなアクションさえ観ていれば、日常生活で溜まった様々なうっぷんのようなものなんて笑い飛ばせばいいなと思えます。
カンフーハッスル
こういう作品を延々と放送しつづけてくれるチャンネルがあると嬉しい気がします。