どちらの気分がより良いか?
“What’s So Bad” or “What’s Wrong”...

この『Heartfield(ハートフィールド)』というサイトを立ち上げる時にもっとも悩んだのが、サイト名。いろんな候補がありましたが、村上春樹(の小説、文章)が大好きなので、村上さんのデビュー作『風の歌を聴け』に出てくる架空の作家、デレク・ハートフィールドから拝借しました。

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『風の歌を聴け』と『職業としての小説家』

2015年09月26日(土)

雑文 /

Text by pushman

もし僕らのことばがウィスキーであったなら
熟成させて良くなる……かもしれないもの

二十歳を過ぎた頃(当たり前ですが…)、とある事情でワイルドターキーをストレートで飲む事にはまり、一人自宅で記憶を無くしたことがあります。それ以来ウィスキーを飲む事は止めましたが、おっさんと言われても文句が言えない年齢になった今でも、“大人”な飲み物という漠然とした憧れは持ち続けています。

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もし僕らのことばがウィスキーであったなら

2010年12月26日(日)

読書 /

Text by pushman

ポートレイト・イン・ジャズ
文章とイラストで聴く音楽

最近くいだおれ太郎楽団の「Rose Room」ばかり聴いているんですが、この曲で最も有名な演奏はベニー・グッドマンとチャーリー・クリスチャンによるものらしいです。

確かに無茶苦茶気持ちがいいです。かっこいい。というわけで、先日「チャーリー・クリスチャン」のCDを聴いていたのですが、ふと村上春樹と和田誠による大人のための素晴らしい絵本、『ポートレイト・イン・ジャズ』にチャーリー・クリスチャンも載っていた事を思い出してしまい、仕事を忘れて本棚の前にしゃがみ込んで読み耽ってしまいました。

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ポートレイト・イン・ジャズ

2010年06月28日(月)

読書 /

Text by pushman

少年カフカ
村上春樹と庄司薫

「村上春樹を、全作品で読み直す」というとても個人的な企画を3年ほど前に始めて、先日やっと「東京奇譚集」を読了しました。そして、全ての作品に新たな発見があり、静かに心を揺さぶられました。使っていなかった部分を使ったというたしかな感触が残り、久しぶりに自分と自分の大事な人達のことを考えました。

なんて具合にわりと簡単に自分の心情をさらけだすことについても、いろいろ考えました。それはまあ別の話ですが、とにかく、いい物語とは自分が置かれている状況を浮き彫りにする力があるのかなと思います。だからこそ読み直す度に深く頷けたり、はっと気付かされたりするんでしょうね。当初は全ての感想をBlogに書こうと思っていたのですが、とてもまとめられそうにないので、今は大事に暖めておこうと思います。

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2006年10月09日(月)

読書 / /

Text by pushman

これだけは、村上さんに言っておこう
お軽い悩み相談

喜び勇んで「新刊だ」なんて書いてしまいましたが、村上朝日堂の内容を再編集したものでした。もちろん書籍化は初なんですが「村上朝日堂 夢のサーフシティー」と「スメルジャコフ対織田信長家臣団」のCD-ROMに村上朝日堂は全て収録されていますから、既出といえば既出です。まあモニタで全部読むのはかなりしんどいので(経験者談)、ゆっくりと読みたい方には大変お勧めできます。また、台湾、韓国の読者からの質問が初公開されています。めったにない機会をお互いに有効利用しようという感じで、日本の読者よりも作品に対する真面目な質問が多く、回答も丁寧です。これはなかなか興味深かったです。

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2006年03月15日(水)

読書 /

Text by pushman

COURRiER Japon(クーリエ ジャポン)2006年2/16号
村上春樹 初めて明かされるハーバードの一日

創刊号に続いてクーリエ・ジャポンが村上春樹の記事を掲載してくれてますね。春樹さんはあまり日本のメディアに出ないので、こうした特集はクーリエ・ジャポンの強みになりそうです。タイトルどおり、あまり日本では知る機会の少ない講演会の様子と、変わらない素朴な言葉が紹介されています。

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2006年02月04日(土)

読書 /

Text by pushman

ポテト・スープが大好きな猫
猫が好きな大人のための絵本

猫好きで村上春樹好き。という人は、かなりの数にのぼると推察いたしますが、そんな人なら買わない理由が見つからない、とてもすてきな絵本『ポテト・スープが大好きな猫』。生粋のテキサスっ子であるおじいさんと、ねずみ一匹捕れないやせっぽちな雌猫の、温かい日常を描いた物語です。

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2006年01月21日(土)

読書 /

Text by pushman

国境を越えたHARUKIの世界
COURRiER Japon 創刊号

久しぶりに雑誌を買いました。『COURRiER Japon』です。世界中の雑誌を再編集、簡単に言えば寄せ集めた、正に「雑誌」ってかんじの雑誌です。発祥はフランスのようですね。なぜこの雑誌を買ったのかというと「村上春樹」のインタビューが掲載されていることを知ったからです。まあ、この雑誌自体の感想も書きたいのですが、まずは貴重なNYタイムズのインタビューを読んだ感想をメモしておこうと思います。

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2005年11月20日(日)

読書 /

Text by pushman

そうだ、村上さんに聞いてみよう
お風呂で読むのに最適

『「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』というタイトル通り、重い質問や軽い質問はもちろん、普段考えたことも無いような質問をぶつけられた村上春樹が、真剣に、あるいは適当に回答しています。
僕はこの本がゆるく好きで、何回も読んでます。ある時には電車で。またある時はお風呂場で。そんなわけで結構へたってきてますが、いつどこで読んでも「ははは」あるいは「へへへ」と軽く笑えて為になる本です。

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2005年10月21日(金)

読書 /

Text by pushman

トニー滝谷
孤独についての物語

原作が所収されている『レキシントンの幽霊』は何度か読み直しているのですが、「トニー滝谷」はタイトルだけしか覚えておらず、映画化されると知って喜び勇んだものの、内容が思い出せません。今回読み直してみて、なんとなくこの物語が自分の中に残らなかった理由がわかりました。

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2005年03月12日(土)

読書 /

Text by pushman