TALEX 80周年記念モデル
紫外線を99%カットしてくれると知ってからは、「眩しい!」と心の中で思った時にはスデに装着し終わっているぐらいお気に入り。

農作業と日常で活躍する偏光サングラス
TALEX トゥルービュースポーツ(85周年記念モデル)

ルアーや毛鉤に食いつく渓流魚を観たい。その一心で購入したTALEXの偏光サングラス(イーズグリーン)は、釣りに欠かせない道具になった。魚を観る助けになるのはもちろん、危険を伴う渡渉時の安全確保をより確実にしてくれるからだ。悩みに悩んで無用な買い物をすることが多い僕にとって、買ってよかったと思える貴重な道具のひとつになっている。

そんな感謝の気持ちをTALEXに伝えたい一心で、2023年に開催された「85周年特別企画 TALEXサングラスモニターキャンペーン」に申し込んだところ、「85周年記念モデル(トゥルービュースポーツ)」に当選してしまった。ありがたく使わせていただくこと早2年。じっくり使い込ませてもらったので、モニターとしての責務*1を果たそうと思う——遅きに失した感は否めないけれども。

「トゥルービュースポーツ」を選んだ理由

晴れた日の川面は眩しいので、眩しさを抑えてくれるものも欲しいなと思って候補に挙げたのが、「トゥルービュー」と「トゥルービュースポーツ」。

「トゥルービュー」は全てのレンズの基準みたいなモデルだろうし、そういうものはひとつ持っていれば使い所は多そう。後悔する可能性も低いだろう。でも、だからこそ、なんだかつまらなく思えてしまい、ノリノリになれない。

「トゥルービュースポーツ」は基準のレンズに手を加えたものだろうし、そのメリットとデメリットがあるはず。でも、トゥルービューを体験してないんだから、メリットもデメリットもよくわからないし、それはつまりトゥルービュースポーツが基準のレンズだと言ってもいい気がしてきた。

選ぶ決め手となったのはトゥルービュースポーツのページに書いてある「対象物の速い動きや変化を見逃さないコントラスト性能をプラス」という文言。「対象物」を「渓流魚」と置き換えれば、2つ目の偏光サングラスはトゥルービュースポーツで間違いないと思えたので、キャンペーンに応募。数日後、トゥルービュースポーツが装着された85周年記念モデルが送られてきた。

TALEX 85周年記念モデル(トゥルービュースポーツ)
送られてきた85周年記念モデル。なぜか応募前から当選する確信があり、実際に当選したので驚いた。

渓流釣りでの使用感

まず最初にイーズグリーンでは眩しいと感じることが多い、晴天の本流で使ってみた。期待通り使い心地がいい。全体的な眩しさが抑えられて、気分的にも落ち着く。少し薄暗くなるけれど、色味はほとんど変化しない。ただ、空は極々うっすらと黄色が加えられたように見えるので、快晴でも「あれ? ちょっと曇ってきた?」と思ってしまう。それだけサングラスを着用している感覚が薄れてくる、自然な見た目と言えるかもしれない。

ただ、最近は源流での釣りが楽しすぎて、本流で釣りをする機会が激減した。薄暗いことが多い源流域では、川全体が眩しいと思うことはあまりなくて、「あのポイントが眩しいなぁ」と感じる程度。そのポイントのためだけにトゥルービュースポーツを持って行く気にはならない。

結局、僕が釣りを楽しむ場所ではイーズグリーンがぴったり。逆に言えば、船釣りなど日光を遮るものがない場所なら、トゥルービュースポーツが大活躍するのではないかと思う。

農作業での使用感

ということで、僕が楽しんでいる釣りではトゥルービュースポーツを使う機会はほぼなくなってしまった。せっかくいただいたのに……と思っていたけれど、最近になって使用頻度が高まっている。数年前から参加させていただいている、田んぼのお手伝いだ。

田んぼのお手伝いといっても素人の僕にできることは獣害対策や各種作業の簡単な補助。唯一田んぼの中に入る作業は溝切り。日中は暑すぎるので、作業できるのは早朝から長くて11時まで。この間がとにかく眩しい。田んぼの中に入ると稲や周辺の草木からの反射で、晴天の川面に匹敵しそうな眩しさだ。

「渓流釣り並みに眩しいな」と思って、はたと閃いた。田んぼが眩しいなら、偏光サングラスを使えばいいのだ。着用してみると期待以上の効果。緑の反射が眩しくないし、目から感じる暑さも激減。溝切り中には害虫の発見率も上がったかもしれない。ただ、僕は虫を触れないので田んぼ毎に害虫の生息数の印象を報告することしかできないけれど……。とにかく、トゥルービュースポーツのおかげで目からの疲労はかなり減ったと言える。

田面ライダーE
溝切り専用の乗り物(?)、田面ライダーE。乗っているだけなので楽そうに見えるかもしれないけれど、足を乗せる場所がないので、作業翌日は両内腿の激しい筋肉痛に襲われる。

日常生活でも活躍する万能偏光サングラス

農作業で目の疲労感の軽減を体感してから、トゥルービュースポーツは日常生活でも活躍するようになった。街中を自転車で走り回る時。あるいは田んぼに向かう車の運転中。眩しさが危険に繋がる時は特に助けになっている。

日陰を走っていてもビルの窓や車からの反射が多いので、田んぼの全体的な眩しさとは違い、キラッと刺すような眩しさが多く、こういうのは着用していても眩しいと感じる。でも、裸眼よりは眩しくないし、光った辺りがしばらく見えなくなるようなこともない。アスファルトからの反射光も無視できない眩しさだけど、そういった全体的な眩しさはかなり軽減してくれる。うっかり着用し忘れてしまった日は目の疲労感が強まるので、帽子と共に夏の必需品となった。

最近は目から入る紫外線の影響も気になるし、視力は加齢と共に衰える一方。自然と「眼球を守らねば」という意識も強まってくる。トゥルービュースポーツはそうしたニーズにも応えてくれるし、釣りなど屋外のアクティビティでもしっかり役立つので、初めて持つのにぴったりな万能偏光サングラスだと思う。

TALEX 85周年記念モデル(トゥルービュースポーツ)

フレームが柔らかいからか、長時間つけていてもあまり気にならない。ただ、見た目はちょびっとチープな気がする。耳にかける部分のアクセントになっている鮮やかな水色は、ちょびっと小っ恥ずかしい。

参考サイト

Text by pushman

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