MAXWIN 1DIN011
アルバムや曲のタイトルを表示できる。もちろんアルファベットのみなので、ほとんどの場合「----」と表示されている。

MAXWIN 1DIN011
純正に見える格安カーオーディオ

猟期が終わってすぐに愛車が悲鳴をあげ、さよならすることになった。初めて買った車で僕好みの車でもあった。できることなら直して乗り続けたかった。でも、修理部品も少なくなり、修理代もバカ高い。ということで、7年目にして車を買い替えることになった。

ところが、欲しいと思える車がない。さりとてお買い得な中古車もない。とても難しい買い物になった。悩みに悩んで、「車は狩猟や釣りをするために必要な道具の一つ」と割り切り、アトレーの4WDターボ(新古車)を選んだ。極力費用を抑えたので、オプション装備もないに等しい。長距離運転に必須のオーディオもないので、今まで使っていた格安カーオーディオを載せ替えることも考えた。でも、曲間で一瞬接続が切れてしまうひどい仕様には7年間イラついていたので、流石に買い替えを選んだ。

せっかく新しい車になるので音楽をより楽しめるよう、例えばスピーカーを変えたり、増設したり、お金をかけることも考えた。でも正直に言えば、自分に音の良し悪しはわからない。「お金をかけて、手間と時間を使った」というだけで、音が良くなったと感じられる自信がある。だから、曲間が途切れなければ十分だと自分を納得させた。となると、最近主流のディスプレイオーディオなんて必要ない。

そこで選んだのが「MAXWIN 1DIN011」。はっきり言って、全く知らないブランド名。怪しいと言えば怪しい。でも、所在地は国内だし、レビューも悪くない。ただし、良くもない。それはつまり「価格相応」な製品だと判断した。そして、まるで自動車メーカー純正の標準仕様っぽい雰囲気のデザインが気に入った。過剰にギラついていたり、メカニカルな雰囲気もない。はっきり言って、もっさい。でも、それがいい。

MAXWIN 1DIN011
下の無線機の主張が強いこともあるけれど、全く主張のないデザインが良い。

今まで使っていた格安オーディオのように、曲間で接続が途切れない。これだけで買い替えて良かったと思ったので、音質はよくわからない。極端に悪いことはないと思う。イコライザーも何種類か選べるし、ベースやボーカルなどいくつかの音質、左右のバランスも調整できる。スピーカーを増設していないので試せないけれど、フェーダーもある。これらをいじれば、自分好みの音になったと思い込むことはできそうなので、価格の割には楽しめると言える。

ただ、ネジ穴が甘かったり、余計な出っ張りがあったりで、取り付けにはちょびっと苦労した。最終的には周囲を削る必要があった。これに関しては、車種との相性もあるはず。その過程で分解してみると、中はスッカスカ。つまり、知識と手先の器用さがあれば、本体の奥行きはかなり浅くできるので、設置場所の選択肢はかなり増えそう。まあでも、そんなことする必要ない方がいいのは間違いない。

分解した「MAXWIN 1DIN011」
上が各種コードを接続する背面。下が液晶やコントローラーが付いている表面。間には空間しかないので、薄く改造することも可能なはず。

ということで、積極的におすすめるする理由は一つもない。スマホに入れた音楽を車で楽しむのにあまりお金をかけたくないという人、または純正みたいなもっさいデザインのシンプルオーディオを探している人には、有力な選択肢の一つとして提案はできる。

MAXWIN 1DIN011

備え付けのスピーカーから普通に音が鳴ったらそれでいいと考えるタイプの人におすすめ。少しでも音楽を楽しむ環境を目指すなら、おすすめはしない。

購入時の価格 ¥6,600

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Text by pushman