
狩猟生活の歩み:4期目〜6期目の記録
巻狩りへの参加と罠猟擬似体験
独りで狩猟を始めて3年間、ほぼ独学で楽しんでいた。このまま続けても楽しめただろうけれど、射撃場で出会う先輩猟師たちの話を聞くたびに、自分の知識不足、経験不足を痛感した。幸運なことに猟師の知り合いも増え、巻狩りに誘っていただき、4期目から参加させてもらうことになった。猟隊のみなさんから、狩猟はもちろん自然の中で遊ぶための知識を教わり、独りではわからなかった、感じられなかった狩猟のおもしろさをたくさん体験させてもらった。
4期目(2020年11月15日〜2021年3月15日)
狩猟道具:MSS-20、エースハンター5.5mm 近江屋カスタム
MSS-20の猟果はシカ1頭。エースハンターの猟果はキンクロジハジロ1羽。
初めて巻狩りに参加。いろんなことを教わり、経験させてもらった。念願だった罠の見回りにも同行させてもらい、罠猟への憧れが強まる。巻狩には11回参加し、その内10回は獲物と遭遇。そして発砲できたのは4回。仕留めたのは1頭。とてもいい場所で待たせてもらったのに不甲斐ない結果だったけれど、巻狩の待ちで必要なスキルの輪郭がぼんやりとわかった。
エースハンターも発砲回数は激増。しかし当ったのは3回で、内2回は半矢で潜られ回収できなかった。鳥撃ちメインの狩猟生活から大物猟メインに移行したことでメリハリができて、鳥撃ちがより楽しくなった気がする。

5期目(2021年11月15日〜2022年3月15日)
狩猟道具:MSS-20、エースハンター5.5mm 近江屋カスタム
MSS-20の猟果はシカ4頭。エースハンターの猟果はキジバト1羽。
本格的に巻狩りに参加。そして罠猟にも参加させてもらい、止め差しや解体を何度も経験させてもらった。さらに自分で仕留めたシカを一人で解体、精肉したり、「狩猟をしよう」と思ってから「体験したい」と思ったことのほとんどを体験させてもらえた素晴らしい猟期だった。
5期目は単独忍び猟に挑戦するよりも、巻狩りに参加して狩猟や山の知識を学ぶことを優先した。それに備えてMSS-20でスキートを練習した甲斐あって、前期とはまったく違う気持ちで引き金を引くことができた。今思えば4期目は走っている鹿をろくに狙えていなかったと思う。獲った数が増えたことよりも、急速に増えている知識を少しずつゆっくりと自分の武器にできていることがうれしい。引き続きスキート練習をして、連射にも対応したい。そして、ランニングターゲットもしっかりとやっておきたい。
巻狩りの参加回数が増えたことで鳥撃ちの回数は激減。それでも出会いは過去最高。キジバトしか獲れていないのは狙撃力不足。でもキジバトは念願の獲物のひとつだったので、とてもうれしい。ちなみにカモよりクセはなくとてもおいしかった。来期は鳥ももっとたくさん食べたい。
6期目(2022年11月15日〜2023年3月15日)
狩猟道具:MSS-20、エースハンター5.5mm 近江屋カスタム
MSS-20の猟果はシカ4頭、カルガモ1羽。エースハンターの猟果はカルガモ1羽、キンクロハジロ1羽。
エースハンターは相変わらず射撃が下手で、増えた出会いを全く活かせていない。憧れの獲物の一つであるキジを初めてスコープで捉えたけれど、かすりもしなかった。ポンプ回数12回は威力上昇のメリットよりも引き金が重くなるデメリットを感じるようになった。今期は8回ポンプに減らし、カルガモとキンクロハジロを仕留めた。来期までに軽量のペレットを試して、6回ポンプでどうなるのか試す予定。
MSS-20は巻狩がメイン。知識と経験が増えて、益々おもしろいと感じた。今期は待ち方や状況の変化への対応など、それなりに成長していると実感することもあった。残念なことに、それを猟果に繋げられなかったけれど。年末まではいいペースだったのに年明けから良くない外し方が続き、撃てば中るような状況でも引き金を引けなくなってしまった。幸い終了直前に良い射撃で仕留めることができて、嫌な感覚は払拭することができたけれど、反省することの方がずっと多い。
単独忍び猟ではようやく鹿と出会うことができた。今期は1回しか挑戦できなかったけれど、歩き方や歩くペース、ルートの選定など、前期までとは比較にならないぐらい上達していた(はず)。鹿が居そうな気配を感じ、待ち伏せして、数分後に雌鹿が2頭出てきた。撃とうと思えば撃てる状況だったし、中る距離だった。でも、なんだか引き金を引く気にならなかった。想像通りの展開がうれしすぎて、猟欲が満たされてしまったのかもしれない。自分一人で鹿と偶然ではない遭遇を果たしたことで、巻狩で得た知識と経験が身に付いていると実感できたのは、6期目で一番うれしいことだった。