
狩猟生活の歩み:7期目の記録
猪の皮剥きと解体を試行錯誤しながら楽しむ
MSS-20:シカ2頭、マガモ2羽、コガモ1羽
エースハンター5.5mm 近江屋カスタム:ヌートリア2頭
猟果だけをみれば変わり映えしない、というか寂しい結果ではあるけれど、内容はとても充実してめちゃくちゃ楽しい猟期だった。とはいえ、エースハンターの猟果は残念。鳥を獲れなかったの初年度以来。悔しい。チャンスは何度もあったのだけど、射撃が下手すぎる。練習していないから当然の結果なんだけど、それにしても。まあでもヌートリアは念願の獲物だったし、うれしかった。お肉もおいしい。農作物に悪さしているらしく、困っている農家さんも多いので、これからも狙うつもり。
今年は単独忍び猟をする機会がなかったので、MSS-20は鳥撃ちと巻狩り。鳥撃ちは念願のマガモ2羽とコガモ1羽。初めてのマガモはエースハンターで獲りたかったので複雑な気分になったけれど、そんな瑣末なことはどうでもよくなる旨さだった。そりゃみんなマガモを狙うわけだ。MSS-20は基本的に大物用だし、散弾で鳥を獲ると弾がどこに中るかわからないので気が進まないんだけど、マガモの場合は積極的に狙っていくと思う。
大物猟では解禁後に「ゆっくり歩く鹿への“狙いすました狙撃”」「疾走する鹿に反応した“動的射撃”」という理想的な2パターンで獲れたけれど、その後がダメダメだった。原因は待つ場所の選定。こちらに都合の良いルートで逃げてきた時にベストの場所を選びすぎて、少しずれた場所に出てきた獲物に対処できないことが多かった。来期はもう少しいい加減に場所を選ぼうと思う。
「獲る」という結果が不甲斐ないのに充実した猟期を送れた理由は、罠の設置場所の選定や見回り、そして巻狩り前に見切りの真似事をさせてもらえたことだ。
今まで足跡を見ても大した情報を得られなかったけれど、数日間連続で見回りさせてもらったことで、その足跡が新しいとか古いとか、ここはいつ頃イノシシが掘り返したとか、少しは判断できるようになった(その判断が正しいかはまだまだ怪しいけれど)。
また、いくつかの罠の設置場所を一緒に考えさせてもらい、「なぜそこがいいか」「なぜこっちには設置しないのか」など、実際的な知識を得られた。そしてその罠の近くまで獲物が来たり、直前で引き返されたりといった痕跡を見ることで、獲物との駆け引きを楽しめた。
そして、今期一番の収穫は、イノシシの腹出し〜皮剥き〜大バラシを一人でできるようになったことだ(運搬を除く)。今まで一任していた熟練の先輩猟師が引退されたので、自ら志願して解体担当になった。最初は手の抜きどころが分からず皮剥きに尋常ではない時間がかかったけれど、何回か経験してかなり短縮できた。来期はもっと手際良くできるはず。
本当はみんなでやればそれぞれ知識と技術が身につくし、なにより早く終わる。だけど、これに関してはわがままを言わせてもらった。僕はお肉として食べるまでが狩猟行為だと思っているし、その全ての工程を一人でもできるようになりたいし、楽しみたいのだ。