2004-10-31 Sun
いつ発売されているのかさっぱりわからないのですが、中崎タツヤさんの新作がでてました。「じみへんたたき売り」です。
常にチェックしているわけではないのですが「そろそろなんか出てないかな?」と思ってナ行のコーナにいくと、いつもぽつんと目立たずに置かれています。
一時はテレビでアニメ化されたこともありましたが、最近は連載も減っているのでしょうか? 何も変わらないままで相変わらずおもしろいんですけどね。
「なにか元気が出るようなお話して」
「そうだなあ それじゃ びびり蟹の話でもするか」
全然知らない人もいるかもしれませんが、ビッグコミックスピリッツに連載しています。みんな大好き「π」や最新刊がでた「20世紀少年」、「日露戦争物語」などの人気作の狭間でひっそりと続いています。なんと最新号では734話! すごい。地味に続いてます。
基本的に見開き1ページの15コマ漫画。今よりもうちょっと人気があった時期がありまして、その期間はなんと4ページも使っていた時があります。でも、やはり中崎タツヤさんには長かったようで、すぐに見開き1ページに戻りました。
15コマ漫画、と言いましたが、最近ではもうそれすら適当。途中で話を変えたりします。ほんと好き放題です。
僕は中学生の頃からまさしく愛読していますが、ほんと変わらないですね。よくもまあここまでネタが持つものだと思います。どうでもいい話から、ちょっと考えさせられるものまでいろんな種類のものがあるのですが…ほんとに笑わせようとしているのか怪しい時も多々あります。でも、大好きです。
この本は一つづつ読んであまりおもしろく感じなくても、まとめて読むと相乗効果でとんでもなくおもしろい話があるように錯覚してしまう時があります。いや、個別に読んでも本当におもしろいんですけど、まとめて読んだ方がいいということですね。
僕の通っていた中学校は、授業中に漫画を読んでもいい学校だったので、クラスの友達に本を貸して、授業中に肩を震わせる友達の後ろ姿を見ては幸せな気分になったものです。こらえ切れずに声を出して笑う友達がいた時なんて、もう嬉しくて嬉しくて授業を聞いていられる状態ではなかったですね。ちなみに声を上げて笑った友達とは今でも仲良く付き合っております。
当時僕の中で、この本で笑うか笑わないか、というのは「仲良くなれるか」を判断する一つの基準になっていましたね、今から思うと。
絵はいつまでたってもへたくそなんですが、何年か前から結構おもしろいアングルの絵を描いたりしてます。が、多分それも飽きたから、とかそんな理由のような気がします。
このように、欠点はいろいろ上げれるんですが、どこがどうおもしろいのかを伝えるのはちょっと難しいですね。ほんとどうでもいい話ばかりだし。一番近いのは、友達同士でするアホな会話。これですね。なんか適当に思いついたことを話して、それをとことん突き詰めるおもしろさです。一例を上げます。
某国諜報機関風の男二人
A:「なんか話してくださいよ」
B:「原子力発電所の機械を動かしている電気はどこから来るんだろ」
…続く暇で暇でしょうが無い夫婦の会話
夫:「ヒマだなあ」
夫:「他人のよけいな心配でもしてみるか」
妻:「アホや」
夫:「そうよなー
となりの和田さんとこの娘にピアノを教えに来る
ピアノ教師の心配をしてみるか」
妻:「30 歳ぐらいの女の人ね」
夫:「週 1 回だから月 4 回として月謝いくら取ってるんだろ」
妻:「2 万はとれないでしょ…」
…続く
とまあこんな会話ばかりです。たまに「人生って何?」「宇宙の真理とは?」という興味深いテーマもあります。冗談抜きで「なるほど」と思うことも、結構あります。
とにかくじみなんですけど、機会があれば、是非読んでみてください。古本屋でふるーい作品が100円でよく売られております。「もったいなぁ」と思うのですが「しょうがないかな」とも思います。そんな感じのゆるゆる漫画です。お風呂で読むと吉。
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