ヘテロセクシャル
哀しさを軽くする方法と、それで得られるもの

他の岡崎京子さんの作品と同様、様々な形の個人の幸福を描いた4つの短編と、いくつかの短い散文からなる物語です。Amazonの解説では、短編小説となっていますが、後書きではっきりと小説ではないと断っていますので、まあなんというか散文なんでしょう。

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2004年12月25日(土)

読書 /

Text by pushman

CARTOONS
緩く前向きな気持ちにしてくれる物語

全24編が4ページから6ページで終わるあっさりとした物語でできていますが、全てが一つの大きな話につながっている物語です。ロバート・アルトマンの映画を好きな人は、もう必然的に好意を持ってしまいそうな設定なわけで、はっきりいって、僕は読む前から好きになっていました。特にどの物語が印象に残った、というのはないのですが、全部ひっくるめて一つの物語なので、当然といえば当然なのかもしれません。

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2004年12月24日(金)

読書 /

Text by pushman

UNTITLED
伝えたいことが伝わらない寂しさ

活動を停止せざるを得なくなる直前の作品で、「万事快調」「恋愛依存症」「ロシアの山」「お散歩」という4つの短編が収録されています。1回読んで「なかなかいいな」となぜか偉そうに判断したのですが、ちょっと時間を空けて読み直したら、姿勢を正して謝りたくなりました。むちゃくちゃ素晴らしい作品です。

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2004年11月28日(日)

読書 /

Text by pushman

私は貴兄のオモチャなの

先週は「岡崎京子短編読書週間」と銘打って、短編を読みふけりました。岡崎京子さんの魅力は底なしですね。どれも本当におもしろい。この短編集は特にお気に入りになりました。どの物語もハッピーエンドではないのですが、不思議と暗くありません。

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2004年10月26日(火)

読書 /

Text by pushman

チワワちゃん
緩く優しい物語

7つの物語からなる短編集。岡崎京子さんの短編集は他に『エンド・オブ・ザ・ワールド』を読みましたが、その時は「短編集は軽いなぁ」という感想を持ちました。さらっと読めて、心が苦しくなる感覚はあまりなかったんですね。

しかし、この短編集は、いいです。にわかファンの僕が言うのもなんですが、岡崎さんの知らなかった一面を知ることが出来ました。

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2004年10月24日(日)

読書 /

Text by pushman

pink
岡崎京子作品の最初の一冊

帯の言葉がいいです。「愛と資本主義。」
今から15年前の作品で、まあなんて言うか時代を感じさせてくれる作品でした。でも古くさいとは思いませんでした。それはやっぱり岡崎京子さんが描こうとしているものが、人の不普遍的な問題であるからかなと思います。

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2004年10月06日(水)

読書 /

Text by pushman

へルタースケルター
一人の女の子の落ち方の描き方

最近ドーンと岡崎京子さんの作品にはまっているわけですが、もっとも気持ちをざわつかせてくれた作品は、もう間違いなく『ヘルタースケルター』です。読んでいる間、そして読み終わった後、誰かに隠し事をしている時のような腰の落ち着かない感覚がなかなか消えず、本当に疲れました。

もとのままのもんは骨と目ん玉と髪と耳とアソコぐらいなもんでね
あとは全部つくりもんなのさ

『ヘルタースケルター』

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2004年09月13日(月)

読書 /

Text by pushman

エンド・オブ・ザ・ワールド
岡崎京子作品への入り口

僕は気に入った本や映画や音楽に巡り合うと、もうとにかくその人の作品を全て時系列に読みたく、見たく、聴きたくなってしまいます。村上春樹さんとか、庄司薫さんなんかはそれがもっとも顕著に現れた例です。刊行された順番を覚えて本屋に行き、ちゃんと奥付で発行年月日も確認して完璧な順番で読みたかったのです。ちなみにこのお二方のほとんどの作品は、ハードカバーと文庫判で持ってます。村上春樹さんにいたっては全作品にまで手を出してしまいました。アホです。

最近そこまでのめり込む作家さんにあうことも少なくて、ちょっと物足りない日々でした。でもついに出会ってしまいました、というか出会ってたんですね。一人はドン・ウィンズロウ。この人は結構前からはまってました。もう一人が岡崎京子さんです。残念ながら出版順には読めていないのですが、「何かを読んでは岡崎京子」というパターンになりつつあります。

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2004年09月09日(木)

読書 /

Text by pushman

ジオラマボーイ パノラマガール
ちゃんと普通におもしろい

一度はまるとなかなか嫌いにならない性格を利用して、岡崎京子さんの本を読みふけっています。新たに『ジオラマボーイ パノラマガール』を読みました。表紙からもわかるように、画が最近(といっても8年も前か)のものと違いますね。まだなんか柔らかいというか。出版されたのは1989年で、もう15年も前。当時の風俗が描かれていますが、ちょっとこっぱずかしいですよね、80年代って。

“BOY MEETS GIRL” STORY “IN SHU-GO-JU-TAKU”とあるように、普通の女の子と普通の男の子のお話です。女の子(津田沼春子)は退屈な日常にうんざりしながら生きていて、男の子(神奈川建一)は、メチャクチャを求めて高校を中退。二人は偶然出会って春子は建一に一目ぼれ。建一は特に一目ぼれもせずプー太郎生活を満喫。今までと違う世界に足を踏み入れ、お決まりのなんやかんやを体験する。ってな感じのお話です。

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2004年09月02日(木)

読書 /

Text by pushman

愛の生活
たくさんの兆し

どうも自分が感じてた以上に岡崎京子さんの『リバーズ・エッジ』を気に入ってしまったようです。あまり短期間で何回も読み直すのはよくないなと思いながらも、気になって何度も読んでしまいます。これじゃいかんということで、新たに『愛の生活』を読みました。

同棲していたOLが突然男をつくって出ていき、家賃を払えず夜逃げをするはめになる林屋三太。棲む当てもなく途方に暮れている三太は、同じ学校の桜田純子に誘われるまま、純子の兄、貴夫と奇妙な同居生活が始まる……ってなお話です。

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2004年08月31日(火)

読書 /

Text by pushman