「岡崎京子」タグの記事一覧

ヘテロセクシャル
哀しさを軽くする方法と、それで得られるもの

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CARTOONS(カトゥーンズ)
緩く前向きな気持ちにしてくれる物語

読書

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UNTITLED
伝えたいことが伝わらない寂しさ

読書

……4つの短編が収録されています。1回読んで「なかなかいいな」となぜか偉そうに判断したのですが、ちょっと時間を空けて読み直したら、姿勢を正して謝りたくなりました。むちゃくちゃ素晴らしい作品です。 4つの物語どれもおもしろいですが、「万事快調」が頭一つ抜けておもしろい。父親はすでに亡く、母親は若い男と駆け落ちしてしまった3人姉弟(女女男)のお話です。長女は家族のために遊びも控えて、彼氏もつくらず、一所懸命頑張っていますが、それも実は自分自身のため。次女は姉のようにはなりたくないと願い、自由に遊び……

私は貴兄のオモチャなの
明るいアンハッピーエンド

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チワワちゃん
緩く優しい物語

読書

……その時は「短編集は軽いなぁ」という感想を持ちました。さらっと読めて、心が苦しくなる感覚はあまりなかったんですね。 しかし、この短編集は、いいです。にわかファンの僕が言うのもなんですが、岡崎さんの知らなかった一面を知ることが出来ました。 7つの物語があると書きましたが、どれも素晴らしく読みごたえがあります。2話目の「チョコレートマーブルちゃん」以降はどれも等しく好きです。凄く優しい目線を感じられるのが良いです。『リバーズ・エッジ』から岡崎作品を読み始めた僕としては、触れられたくない所に……

pink
最初の一冊

読書

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へルタースケルター
一人の女の子の壮絶な落ち方

読書

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エンド・オブ・ザ・ワールド
岡崎京子作品への入り口

読書

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ジオラマボーイ パノラマガール
ちゃんと普通におもしろい

読書

……オラマボーイ パノラマガール』を読みました。表紙からもわかるように、画が最近(といっても8年も前か)のものと違いますね。まだなんか柔らかいというか。出版されたのは1989年で、もう15年も前。当時の風俗が描かれていますが、ちょっとこっぱずかしいですよね、80年代って。 “BOY MEETS GIRL” STORY “IN SHU-GO-JU-TAKU”とあるように、普通の女の子と普通の男の子のお話です。女の子(津田沼春子)は退屈な日常にうんざりしながら生きていて、男の子(神奈川建一)は、メ……

愛の生活
たくさんの兆し

読書

……期間で何回も読み直すのはよくないなと思いながらも、気になって何度も読んでしまいます。これじゃいかんということで、新たに『愛の生活』を読みました。 同棲していたOLが突然男をつくって出ていき、家賃を払えず夜逃げをするはめになる林屋三太。棲む当てもなく途方に暮れている三太は、同じ学校の桜田純子に誘われるまま、純子の兄、貴夫と奇妙な同居生活が始まる……ってなお話です。 岡崎京子さん自身による後書きにもあるように、このタイトルは間違っています。「愛の生活」なんてものは一切描かれていません。し……

リバーズ・エッジ
残酷で優しい

読書

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