所持するエアライフル、ポンプ式にするか? プレチャージ式にするか?
エースハンターで狩猟を始めることにした理由

自分の環境(近所に猟場なし、車なし)で狩猟ができるのか疑問でしたが、銃砲店、猟友会に足を運んで疑問解消。改めて銃を所持する決意を固め、一旦ストップしていた銃を所持するための手続きを再開しました。エアライフル(空気銃)は猟銃とは違い教習射撃が不要なので、次のステップに進むためには所持する銃を決める必要があります。猟友会の支部長にはプレチャージ式を勧められましたが、相変わらずポンプ式のエースハンターも気になっているので、銃砲店のウェブサイトを見ながらあれこれ考えを巡らせました。

『猟銃等取扱読本』より

狩猟免許を取得したとはいえ自分が動物を殺せるのか疑問で、獲物を仕留めたとたんに狩猟を止めたくなる、続ける気が無くなる可能性もあります。そんなわけで、初期費用はできるだけ抑えたいと考えました。となると、新品なら安くても20万円以上するプレチャージ式はちょっとしんどい。中古でも10万円を超えますし、そもそも中古がなかなか出てきません。ポンプ式のエースハンターは狩猟漫画『山賊ダイアリー』の主人公が初めて所持した銃。漫画の影響で人気が再燃し価格が以前より高くなっているようです。それでも5〜8万円程度なので、とりあえず狩猟を体験してみたいと考えると魅力的に思えます。

しかし、猟友会の支部長にお勧めされたのはプレチャージ式。初期費用も単発*1ならそこそこに抑えられるとのこと。パワーもあるので罠にかかったシカの止め刺しにも使われることもあるそうです。話を聞けば聞くほど、今買うならプレチャージ式が正解だと思えます。しかし、どうもプレチャージ式に惹かれない。自分がそれを持って出猟していることがピンとこない。なんでかなと考えてみると、好きな見た目の銃がないということに気がつきました。どれもかっこ悪くはないんですが、特別かっこいいと思えるものがなく、それが原因で気分が乗ってこないようです。逆にエースハンター、イノバ*2は見ているとニコニコしてしまうぐらいかっこいい。漫画の影響があるのは間違いないですが、それを差し引いてもかっこいい。シンプル。そして無骨。グッときます。見た目以外でも銃とペレット以外に道具が不要*3な点や、自分でポンプし空気を圧縮するというギミックも気に入ってしまったのです。エースハンターを諦めるために「ポンプ式はプレチャージ式に比べてパワーがない」「連射できない」「すぐに撃てない(ポンプで畜気しないといけない)」などなど、ポンプ式のデメリットを思い浮かべても、「獲物に気づかれないようにできるだけ近づく」「初矢で仕止める」などそれを補う行動、技術が頭をよぎり、それに研鑽することもまた魅力に思えてきます*4。僕は今までいろんなことに興味をもってきましたが、最新のテクノロジーを駆使した製品にはいつも惹かれず、一世代前の技術や工夫を凝らしたてシンプルに仕上げたものを好きになることが多いので、こういう思考回路はしょうがないみたいです。

銃は所持許可をもらうまで撃つこともできませんし、今回のように初めての銃、しかも狩猟をしたことがないとなると、自分がやりたいことに合った道具なのか判断する術がありません。気に入らなかったから返品、交換する、ということもできませんし、買い替えると言ってもまた一から大変めんどくさい手続きが必要になります。そんなわけで、結局は自分の判断基準(僕の場合は見た目という性能とはほとんど関係ない部分でしたが)を第一に判断した方があまり後悔しないことになると思います。ということで、最初に所持する銃はエースハンター5.5mmに決定。もちろん狩猟を始めたらもっと便利な銃が欲しくなる可能性もありますが、その時は経験を元に最新の銃をじっくり比較検討できますし、そのためにも初期費用を抑えることができてよかったと思います。そんなこんなでエースハンターを持つことに迷いがなくなった頃、タイミングよく中古が売りに出されていたので即連絡して仮押さえしてもらいました。必要な書類を郵送してもらい、その他の書類を揃えたら、いよいよ銃の所持許可申請です。

1. 多くのプレチャージ式は5連発。
2. エースハンターと同じ会社が作ったポンプ式銃。エースハンターより軽量、小型。
3. プレチャージ式は空気を入れるためのポンプやボンベが必要。
4. 実際狩猟に行ってこれらがどれだけ大変なことか思い知らされましたが、今でもこれらは狩猟の魅力の一つだと感じています。

狩猟 /

Text by pushman