Canon imageFORMULA DR-C225W
必要十分な電子書籍の自炊入門機

本にまみれた生活をしているわけではありませんが、そこそこの量の書籍が部屋の一角を占めており、そのいくつかはもう二度と読むことはなさそうです。かといって処分するのも忍びない。そしてそんな本はこれからも増えそう。しかし部屋は有限……と逡巡していたのですが、そんな本は電子書籍にするのがベスト。ということで、ドキュメントスキャナー『Canon imageFORMULA DR-C225』を購入しました。

今までPC周辺機器を購入する時は、ネットの情報からいくつかの候補を挙げ、店舗で実機を確認し、さらにネットの情報で良い点悪い点を比較し、思案を重ねて購入していたのですが、今回はネットの情報のみ斜め読みしてさらりと購入しました。いくつか理由がありますが、「個人的にCanonの製品と相性が良い」というただのジンクスです。長年いろんな周辺機器を買ってきましたが、はっきり言って、値段が同じならどこのメーカーの製品でも、性能はほとんど変わらないと思っています。大事なのは相性。そして予算。ということで予算内のCanon製品を調べ、ネット上の良い評判だけを読み、この製品を購入するに至りました。

その結果……なんの問題もありません。所有する全ての書籍を自炊してやろうという気合の入った層には不満な点もあると思いますが、僕みたいに「読み返すことはないだろうけど手放したくはない本」だけを自炊する層であれば、面倒な設定が不要でPCと繋げば即使える本機は、値段相応の満足感を与えてくれるはずです。ということで、コンビニで売られている愛蔵版みたいなコミックスをスキャンした際の使用感などのメモです。

まず、唯一感じた不満点は紙のセット枚数でしょうか。一般的なコピー用紙程度の厚みだと20枚程度が限度です。これ以上セットすると紙詰まりやスキャンエラーが頻発します。とはいえ「少ないなぁ」と愚痴をこぼすほどの少なさではなく、この予算なら「まあ、しゃあないなぁ」と納得できるレベルだと思います。

スキャンスピードは十分な速さがあります。両面スキャンするのに1〜2秒ってところでしょうか。片っ端から自炊していたらイライラするかもしれませんが、裁断したり本をさばいたりしながらだとスキャン作業が滞るということはないと思います。

ということで、特に不満無く時間のある時に稼働させて、せっせと電子書籍をこさえています。まだ小説など文字主体の本は自炊していませんが、漫画はそこそこ電子書籍化しました。よく古本屋で1冊100円で売られているコンビニコミックは自炊にうってつけですね。もう一度読みたくなった本や読んでみたかった本は、とりあえずコンビニ本を購入してそのまま読む。読了後に裁断して電子化。所有したくなったらちゃんとしたコミックスを購入。というサイクルに落ち着きつつあります。結局おもしろい漫画は紙の本と電子書籍で所有しており、本の数は減る様子がありません。……でもよく考えたら、魅力的な本が減らないどころか増えていくということは、とても喜ばしいことで嘆くことではありませんでした。ということで、これからもおもしろい本は紙とデータで読みまくりたいと思います。

imageFORMULA DR-C225W

手持ちの書籍を電子化するために十分な性能があり、ややこしい設定不要ですぐに使うことができます。

A4対応裁断機(10枚裁断)

コピー用紙10枚程度であれば一気に裁断できるので、のんびり自炊にはうってつけのコストパフォーマンスに優れた裁断機です。

公式サイト

キヤノン:ドキュメントスキャナー DR-C225W 概要

What’s so bad about feeling good?

Update:

Text by pushman

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