狩猟から拡がった生活の楽しみ
自給自足する贅沢

「狩猟してみたいな」「自分で獣を獲って食べてみたいな」と思ってから約11ヶ月。狩猟をするための準備が整ったと思ったらすでに猟期に突入済み。そろそろなにか獲れそうだなと思ったところで愛銃エースハンターが故障。そんなわけで初めての猟期は一ヶ月半程度で終了しました。残念ながら自力ではなにも獲れませんでしたが、狩猟を始めたことで今まで興味がなかったものに興味をもったり、以前から興味があったことに挑戦したり、久しぶりに視野を広げることができたと思います。

池
こんな景色の中を一人で歩いていることだけでワクワクして嬉しくなりました。

12回出猟して獲物は0でしたが、出猟のたびに獲物であるカモやキジなどの狩猟対象の動物に遭遇しました。今まで野生の動物を見る機会はほとんどなかったので、しばらくは発見するだけで大興奮、大満足。それだけ遭遇したのに仕留められなかったのは、「撃つ」と決断できなかったことに尽きると思います。自分が獲物に遭遇した場所や状況は法的に問題ないのですが、だからといってさらっと銃を取り出すことはできませんでした。法的に問題ないということは最後に判断することだと思いますし、無用なトラブルや事故を起こすよりはるかに良いので、引き続き無理せず慎重すぎるぐらい慎重に、観察して判断していくつもりです。

クレソンの花
クレソンの花。ベランダ菜園でスペースが限られているので、食べられるものしか育てていませんが、かわいい花を見て嬉しくなるとは思いませんでした。

「自分で動物を仕留めて食べたい」という目標こそ達成できませんでしたが、なにも知らない状態から自分でコツコツ調べて行動範囲を広げられたことは楽しかったですし、充実感も得られました。視覚、聴覚、嗅覚に集中して獲物を探したり、緊張感と高揚感がありつつ静謐な気分も保って山や川辺を観察したり、狩猟の雰囲気はしっかりと味わうことはできたと思います。「自分で食べ物を調達する」という興味は幅が広がり、釣りや植物の栽培も楽しむようになりました。自給自足生活への憧れは強まるばかりです。「毎日遊んで暮らしたいなぁ」と思っているだけな気もしますが、もちろん毎日遊んでは暮らせませんし、実際に自給自足生活になったら心配事が楽しみを上回るはずです。ということで、現代社会の便利さや安心を享受しながら、自然の恵みを自力でいただくということはとても贅沢な行為だということに気がつけたのが、一番の収穫かもしれません。これからも焦らずこの贅沢を楽しみたいと思います。

海
初めてのボート釣り。盛大に酔いましたがなんとか真鯛を釣らせてもらいました。

2018年09月06日(木)

狩猟

Text by pushman