スコープのマウントベース破損
2018年度 11回目の出猟

2日ほど前から冬本番らしい冷え込み。出猟したいが外には出たくない、という気分で就寝するが、目覚めはばっちり。カルガモが獲れたことで狩猟のおもしろさが増しているのは確実。レンジファインダーを購入してスコープ調整もばっちりなので、早くその成果を出したいという気持ちもある。

当日の猟場の雰囲気
好天、曇天、雪がまぜこぜになった天気だったが、日陰はしっかりと雪が積もっていた。

日の出の時間が遅くなり、猟場に到着しても薄暗い。畑や人通りの少ない場所ではうっすらと雪が積もっている。慎重に自転車を準備し、いつも以上に安全運転で山中池に到着。凍っていないか不安だったが大丈夫。しかしカモはいない。
そのまま奥山池に移動。なにもいないと思ったが、波紋のような波が立っている。双眼鏡で確認すると、身体がグレーで緑の翼鏡を持つカモ。観察を続けるとコガモの特徴的な頭をくっきりと認識したのでバードウォッチングから狩猟モードに気持ちを変更。
こちらの存在にはまだ気が付いていないようなので、レンジファインダーで距離を測定。50m前後なので有効射程内。狙う個体を決め、ペレットを装填しようとした瞬間に一斉に飛び立つコガモ。
すでに気づかれていたのかわからないが、もっとゆっくりと動いて気取られないようにするべきだった。大変悔しい。

気持ちを切り替えて次の猟場に移動。日陰になっている場所はしっかり雪が積もっているが、日向は完全に溶けている。場所柄平坦な道は少ないので、自転車を漕いでいると身体がポカポカしてくる。この日は気温が低いのでいつもより暖かい服装で来たが、結局暑くなってきてしまった。道が悪いこともあり、いつもよりゆっくりと自転車を漕ぎ、汗をかかないように気をつける。

長い坂道を登りきり、緩やかな下り坂に差し掛かったので少しスピードを落とそうとブレーキをかけると、突然車体が右に滑りそのまま左に転倒。よくある話だが、一瞬なのにスローモーションで状況を把握。首を丸めて左腕で頭をガード。そのままバターンと転倒。左の腰骨と、本能で身体を支えようとした右手を痛打。(多分)頭は打っていない。前部に取り付けている荷物は散乱せず、背中のエースハンターもそのまま。前後を確認して、他に車などがいないことも把握。このように状況を確認するため頭はフル回転。
「どこか折れたりヒビがはいってないか」「銃は無事か」「自転車は壊れていないか」「恥ずかしい」「いろんなことを冷静に考えているから大丈夫なはずだ」などなど、思念が駆け巡る。立ち上がると雪こそ積もっていないが路面は凍結しておりツルッツル。再びコケかねないのでひとまず自転車を押しながら身体の異変を確認。骨折の経験はないが折れていたりしたら歩けないだろうし、ましてそれが腰なら立てないだろう。右手も痛むがこちらも折れてはいないはず。とはいえ今は興奮状態で痛みをあまり感じていないことも考えられる。
慎重に歩き、平坦な道に出てから頃合いを見計らって身体を再確認。異常なさそうなので自転車に乗ってみると、問題なく漕げる。右手でブレーキをかけようとするとズキンと痛むが大したことはなさそうなので、とりあえず池の様子だけでも確認。しかし、気持ちがもう帰宅方向に向いているし、もしカモがいたとしてもポンプできるかが微妙。そして獲れたとしても、帰宅してからいろいろ作業するのはしんどいので、引き返す決断を下す。

結果的にはこれが正解で、左腰骨と右手の痛みが増してくる。帰宅してから確認すると、右手の薬指と親指付け根は明らかに腫れており、左の腰骨付近は心なしか肉が平らになっている気もする。幸いエースハンターの銃床は無傷……と思ったが、コケた時の体勢と背中に背負った状態を考えると、無傷で済んでいるとは思えない。
スコープを覗いてみると、見え方に問題はない。しかし明らかに視界が上向いている。スコープを触るとガタガタと揺れるのでマウントベースを確認すると、噛み合わせる箇所の一部がむしれて銃床から外れかけていた。幸い銃身の方が硬い素材なようで、むしれているのはマウントだけ。紙やすりで丁寧にバリを取って付け直したが、デリケートなパーツなので本来の性能を維持できるか非常に不安。

狩猟とは直接関係がない、大変間抜けな不注意で大事な道具を破損してしまい、昨年のエースハンター故障以上に意気消沈。でもまあせっかくなので、微妙に合っていなかったアイリリーフを調整し、より快適に狩猟できるようにしたい。そして、「レンジファインダーを買って本当に良かった」と早く思いたい。

削れてしまったBKL-254の接続箇所
エースハンター近江屋カスタムのために作られたかのような、マウント「BKL-254 High」。スコープを掴んでポンプしてもビクともしないぐらい強固に固定でできるのに外れかけたということで、かなりの衝撃があったらしい。大怪我しなくてよかったと思うしかない。

狩猟

Text by pushman

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