Roland(EDIROL)R-09HR
素人の楽器練習にはオーバースペックなポータブルレコーダー

絶対にコレクターにはなるまいと誓って始めたウクレレ。幸いウクレレは3本しか購入しておりませんが、その後ギターを購入し、気が付くとスティールギター、テナーリュートと意味不明な楽器が部屋に飾られています。おまけにどの楽器もまったく上達する気配がありません。かなりの金額と時間を費やしているので、せめて1曲だけでも弾けるようになりたいものです。

Roland R-09HR

なんだか習い始めた当初より、かなり志が下がってきてますが、幸い飽きるという事はありません。僕は熱しやすく冷めやすいタイプなので、自分でも意外に感じています。若い頃はある程度仕組みがわかると、なんとなくでもできてしまう事もありましたが、最近は理屈がわかってもその動きを手に伝達できないんですね。脳の老化現象が始まっているのか……。
ということで、失った能力を補うべく、子どもには買えない高価なレコーダー「R-09HR」を購入しました。

僕が買った頃は「EDIROL」ブランドで販売されていましたが、今は「Roland」ブランドとして販売されています。機能的な違いは無い様ですが、標準で専用カーバーケースが付いています。このケース、後から買いましたが三脚に取り付けられるようになるので便利です。標準で付いているべきだと思っていましたが、自分が買ってから付属しているとなんか腑に落ちませんね。結構高かったので、はっきり言って、羨ましいです。

各種楽器のレッスン時に使用していますが、ほんとにきれいに録音できます。単純作業の時に、レッスンの録音を聞いていると、注意されているのに忘れてしまった事を再確認できて助かります。自分の記憶力の低下を認識する事にもなりますが……。
まあ自分のレッスンを聞き直すためなら、iPhoneなどスマートフォンの録音機能でも十分なのですが、僕の場合は先生が時折かっこいい演奏をしてくれるので、それをきれいな音で録音してくれるだけで元を取った気になってしまいます。

ということで、僕のような素人にはハイスペック過ぎるレコーダーですが、ジャズのライブなどは結構気軽に録音させてくれるので(もちろん事前に許可を取る必要があります)、練習時の参考音源にするのもいいと思います。まあ聞いたところで真似できませんけどね。

本来なら僕の演奏を録音し、それを公開する事でこのレコーダーの性能を披露するべきなのでしょうが、僕の腕前では素晴らしい録音機能、日本が世界に誇るビルダーが創ってくれた素晴らしいウクレレのかわいい音色、70年前に削り出されたギターの枯れた音色、独創的なアイデアでエレキギター登場前に大音量を可能にしたスティールギター独特の甘い音色は引き出すことができないので、公式サイトのクラムボンによるレポートをご覧ください。

R-09HR

楽器のレッスンなどにはオーバースペックに過ぎますが、先生の素敵な指導を綺麗な音で残しておくのも悪くない気がします。

公式サイト

Roland – R-09HR | 24bit 96kHz WAVE/MP3 RECORDER

What’s so bad about feeling good?

Update:

Text by pushman

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