予備講習会を受講して狩猟試験に合格しよう
初心者予備講習会と狩猟試験の関係

銃の初心者講習会も終わり、次は狩猟免許試験。申し込み時にもらった狩猟読本を読んだところ、筆記試験はまあ問題なく合格できるだろうと思いました。しかし、試験は筆記試験だけではありません。簡単な身体能力チェックや、受験する免許毎に実技試験もあります。家族や知り合いに猟師がいれば罠の架設は練習できるかもしれませんが、銃の分解組立は何人たりとも事前に練習できません。ということで、実技試験対策のために猟友会が主催する初心者予備講習会に参加しました。

『狩猟読本』鳥獣判別

講習は朝の10時から夕方5時までという長丁場。全体的にかなり駆け足で進みますが、筆記試験に出題されるであろう問題をピックアップして解答を教えてくれるので大変ありがたい。難しいの鳥類の判別もより覚えておいた方がいい鳥獣を教えてくれるので安心です。

実技試験には目視での距離測定があります。かなり難しそうだと思いましたが、実際に距離を推測するのではなく、あらかじめ決められた4つの目標物から10m、30m、50m、300m先にあるものを判断するだけです。これだけでも簡単そうに思えますが、さらに距離を見定めるコツを教わるのでもうはっきり言って試験自体が茶番です。具体的な距離はともかく、4つの目標物の距離を近い、遠い、いずれかの順番に選んでいくだけですから。

罠の架設や判別については来てよかったと思えました。普段目にする機会もないし、構造がわかっていても本番では緊張して正しい順序で架設できない可能性もあります。判別に関しても合法、非合法の罠を見ながら、どこがダメなのかをしっかりと解説してくれるので安心です。ちなみに架設する罠は小型の箱罠でした。これは地域によって違うかもしれません。

最後は猟銃の分解組立と取り扱い。YouTubeで講習の様子や分解組立の解説動画があるようですが、実際に作業はできないので体験しておいた方が無難です。この時はさすがに講師の方々もキリッとしていましたし、多くの受講生から同じ質問を何回もされていましたが都度丁寧に答えていました。細かいことですが銃の重さも体験しておいた方がテストの時は安心です。おそらく想像より重たいですから。また、引き金に指をかけてはいけないとわかっていても、素人が銃を持つと自然と指が引き金にかかってしまうことが多いようです。このためだけでも講習代を払う価値はあると思います。

数日後迎えた試験当日もかなりの長丁場。筆記試験は午前中で終わり、昼休みを挟んで合格発表。筆記で落ちると、ここで終了です。合格していれば身体能力チェックと罠、銃、網それぞれの実技試験。ここから待ち時間が相当あって苦痛なので、是非とも1回で合格できるようにしたいと思いました。

身体能力チェックははっきり覚えていませんが、椅子に座ったまま両手をあげてブラブラして合格だったと思います。聴力、視力テストは同時に行われ、視力テストに名前を呼ばれるので返事をできたら聴力テストは合格です。ご年配の方の多くが「え?」と聞き返していましたが、それでも合格している気がします。

最初の実技は罠の判別。講習をしっかり受けていれば間違えようがありません。罠の架設は十分時間があるので焦らず、うっかり忘れ物をしなければ大丈夫でしょう。

次に狩猟鳥獣の判別。講習で教えてもらえる覚えておくべき鳥獣を覚えていればほとんど大丈夫でしょう。これも地域によって若干の違いがあるようですが、大阪では鳥獣のイラストが5秒間プロジェクターで投影され、狩猟鳥獣の場合はその名前を解答用紙に記入します。非狩猟鳥獣の場合は名前は書かずに非狩猟鳥獣の欄に丸をつけたような気がします。20人ぐらいが同じ部屋で受けるのですが、この試験方法はちょっと問題がありますね。名前を書く場合と丸を書く場合の筆音は全然違うので、非狩猟鳥獣が正解である場合は周囲の音でわかります。

最後が銃の取り扱いと距離測定。距離測定は前述の通り茶番なのでさくっと終了。銃の取り扱いはやっぱり講習を受けていないと厳しいと思いました。逆にいえば講習を受けていれば大丈夫。時間に余裕はあるので、注意すべきいくつかの点を押さえて落ち着いて作業すれば問題ないはずです。

そんなこんなで僕の場合は「不合格」と言われたら抗議したくなるような手応えで終了。そして無事2週間後、合格通知が届きました。「狩猟をやってみよう」と決意してからここまで約9ヶ月。実際に狩猟をするにはまだすべきことは残っていますが、とりあえず「猟師」になることはできました。

2018年03月06日(火)

狩猟 /

Text by pushman