猟銃等講習会(初心者講習)を受講
銃を所持するために必要な知識と覚悟

2018年02月18日(日)

狩猟 /

Text by pushman

狩猟免許試験、猟銃等講習会ともに申し込み手続きは完了。狩猟免許試験は事前に講習会があるのであまり心配していません。猟銃等講習会も申し込み時にいただいた例題が予備知識なしでも満点で一安心。しかしこれはほぼ一般常識の範囲で回答できるので油断は禁物です。ということで、申し込み時に渡された『猟銃等取扱読本』をしっかり読み込み、試験を迎えました。

『猟銃等取扱読本』

講習の参加者は40名を超え女性は4、5名ほど。年齢層は20代前半から60代後半で40代前後が一番多い印象です。自分も含め「銃を所持したい」と考えているようには見えません。会場全体にそれなりの緊張感があって、講師やスタッフの方々もピリっとしていました。とはいえ必要以上に威圧感はなく、ダラダラしていない、ちょうどいい空気感だったと思います。

最初に講師の方から銃を所持する目的を聞かれましたが、狩猟と射撃が半々。今から東京オリンピックを目指すという方もおられ驚きましたが、競技人口が少ないので全くあり得ない話ではないそうです。講習では事故を起こしたり巻き込まれたりしないよう安全にルールを守って使用することを繰り返し伝えられます。講習が終わると○×式の試験。50問中45問以上正解で合格となりますが、50問全てがひっかけ問題で、落とすための試験という感じです。講習中に試験に出そうな項目を重点的に解説してくれたので、事前にしっかりと勉強していればそこまで難しくはない、勉強していないとかなり厳しい試験だと思いました。○×式とはいえ問題文が難解なので、何度も見直します。5問ぐらい最後まで悩んだので、合格している自信は持てませんでした。試験結果の通知は当日行われる地域もあるようですが、僕が受講したところでは2週間以内に所轄から結果連絡があるので、この日はこれで終了です。

銃を所持するため、狩猟をするために、銃に関する事を勉強しましたが、なにもかも新鮮で知識が増えていくのは単純におもしろかったです。危険な道具なので構造を知ることは大切ですし理解も進みました。とはいえ法令に関することは粛々と覚えるだけでおもしろ味がなく、かなり苦痛でした。おそらくわざとややこしくしている各種有効期間や手続きなどからは「簡単に所持許可は出さないよ」というメッセージを感じます。狩猟に興味はあっても「手続きがめんどくさい」という理由で諦めている人は少なくないので、一定の効果はあるようです。でも、僕が所持することを考え直させられたのは、過去に起きた事故の事例集でした。犠牲者は銃の所持者、所持者の家族や共猟者、そして猟場や射撃場に居合わせた人。そのほとんどは使用や保管に関して守るべきルールを守らなかったことで発生しています。もちろんルールを破るつもりはありませんが、銃を所持することでこうした事故に巻き込まれる可能性、そして自分が加害者になる可能性を考えると、銃を所持する覚悟のようなものがまだできていないことを実感しました。

合格すると交付される講習終了証明書の有効期限は3年間。この先の手続きを進める毎に交付されるいろんな有効期間は数ヶ月。つまり、この次に進むと所持するまで一気に突き進むことになります。当初は合格したら所持する銃を探すつもりでしたが、自分が銃を所持することに以前は感じていなかった怖さをいだいていることを自覚したので、ここは一旦立ち止まり、所持することはもちろん狩猟についてももう一度考えてみることにしました。