猟友会に行こう
狩猟免許試験と事前講習会への申込み
2016年末より興味を持ち始めた狩猟。お正月に鹿肉をいただいたことで一気にやりたいことの一つになり、『山賊ダイアリー』の影響もあってとりあえず免許だけでも取得しようと決意。ネットでいろいろ調べるも、詳しいことになるとよくわからない。だんだん調べるのも面倒になってきたので、地元の猟友会に直接話を聞くことにしました。
事務所はかなり雑然と雰囲気でスタッフの皆さんもおおらかそうな雰囲気。年齢層はそこそこ高めで、若い方は見かけませんでした。対応してくれたスタッフに「罠と銃の狩猟免許を取得したい。でもなんの知識もない」と伝え、必要な手続きを教えてもらいます。
まず試験手数料は5,200円。これは免許毎に必要になります。あとは住民票、写真(24mm×30mm)、切手。そして医師の診断書。心療内科や精神科でなければダメなのかと思っていましたが、数年前に法改正され本人の精神状態を診断したことのある医師であればよいことになったそうです。ちなみにすでに免許を持っている場合は省略できるものもあります。事前に猟友会が開催する講習会もあるそうなので、これも申し込むことにしました。
ということで、後日必要な書類一式を持って再び猟友会に。書類を提出し、お金を支払い、講習会で使用する「狩猟読本」「例題集」を受け取ると気分も高まります。狩猟試験も事前講習を受ければ9割以上合格するそうなので、一安心。しかし、銃の所持許可をいただくのは本当に大変だということは懇々と説明されました。相手が警察なのである程度予想はしていましたが、過去に起きた事件や土地柄のせいなのか、まず取り合ってもらうまでが大変だそうです。
例えば電話でアポをとろうとすると「こんな大事なことはちゃんと顔を合わせて話すべき」と怒られたり、アポ無しで行くと「アポ無しではお話しできない」と断られたり、そもそも会ってもくれないなどなど、ありとあらゆる手を使って諦めさせようとするとのこと。挙げ句の果てにはぞんざいな態度で対応しこちらを怒らせ、それを理由に断わられたり……。
どこまでほんとかわかりませんが*1。とにかく銃を所持しようとするだけで、想像以上に大変というかめんどくさいハードルがいくつもあるということは理解できました。
あまりめんどくさいことはしたくないので銃の所持許可は後回しにしようかなと考えましたが、僕は狩猟をしたいのであって「銃を持ちたい」と思ったわけではないし、警察に任せるしかない事柄なので、あまり考えても仕方がありません。所持許可をいただけなくても、罠猟はできますし*2。こう言ってはなんですが、銃の所持許可を申請すること自体が貴重な体験になりそうなので、「許可を頂けたらめっけもん」ぐらいで同時に申し込むことにしました。こうなればもうもう直接話を聞いた方が早いと思い、猟友会を出たその足で、アポ無しで、所轄の警察署に行ってみました。