COURRiER Japon 創刊号
世界の雑誌、寄せ集め

「村上春樹インタビュー」につられて買いました『COURRiER Japon』。なかなかおもしろかったです。ただ、文字組がメタメタな個所が多々ありました。まあ創刊号なので大変だったんでしょう。内容は「世界の雑誌、寄せ集め」です。独自の記事はなくて。なるほど、そういう作り方があるのか、と思いましたが、オリジナルはフランスで、いろんな国で派生している有名な雑誌だったんですね。

まあいろいろなジャンルの話題があり、しかも複数の国の視点が読めるのはいいですね。最初の方に本家「COURRiER」の読者層が書かれているのですが、なるほどと頷けます。80%が「管理職、もしくはエグゼクティブ」で、72%の人が「仕事とプライベート共に成功している」という人たちの愛読書です。なんとも羨ましい限りですが、それを維持するためにこの雑誌を愛読しているんでしょうね。複数の異なる視点からの意見を取り入れたうえで、自分で判断をする時の材料にしているのかと思います。

なんかそういう欲求って、ブログの広がりと通ずるものがありそうです。今までウェブサイトを作ることができなかった人たちが、手続きさえすれば簡単に記事を書いて公表できて、さらに記事に対しての反応を直接感じられることで、さらに自分の持っている情報を公表したくなる。こういう循環が今とてもすごい勢いで起こっているのと思うのですが、それは「自分なりの考えを持ちたい。その判断基準として、本当の生きた情報が欲しい」という欲求の高まりなのかなと思います。

ただ多くの人は、自分の母国語以外のブログを読むことは困難なわけで、そういう人にはぴったりの雑誌かと思います。つうか誰か海外ブロガーの翻訳をするサービスとかしたらそれなりに盛り上りそうですけど…どうでしょう。ブログがもっとメディアとして認知されたら自然に発生しそうですけどね。僕だって海外の読みたいブログは結構あるんですが、やはり読むのに相当時間かかってしまうし、情報よりも英語を調べている時間の方が膨大になって、なんのこっちゃ?になりますからね。なによりちゃんと読めてるのかすら判断できない。

というわけでこの雑誌はしばらく買おうかな、と言う気持ちになりました。ものぐさな人間にはぴったりなんですかね。ただ、オリジナルの原稿が一つでもあればもっと満足度が高かったかも。……どうせ読めないし、読まないんですけどね。

2005年11月21日(月)

読書

Text by pushman