初めて「釣った」ニジマス
管理釣り場でのニジマス釣り

狩猟に興味を持つ前からやってみたいと思っていた、釣り。念願叶って昨年は釣り好きの知人にボート釣りなどを体験させてもらったけれど、管理釣り場でのニジマス釣りも体験させてもらった。
管理釣り場という言葉のイメージから簡単に釣れると想像していたけれど、全くそんなことはなくて、生まれて初めてのルアー釣りはなにがなんだかさっぱりわからなかった。それでも指導のおかげで数匹のニジマスが釣れて、シンプルな塩焼きで大変おいしく食べられた。それ以来、川の釣りにも興味と憧れを持っている。

昨年はタイラバ、そしてエギングをほんのちょっぴり体験したので、ルアー釣りがどういうものか理解はできているので、いろいろ試行錯誤することができた。リールを巻くスピードや巻き始めるタイミング、そして川の流れと垂直に巻いたり、斜めに巻いたり。
これらの試行錯誤、そして時刻と天候の変化で、ニジマスの反応が代わり、さっきまでスプーンに見向きもしなかったニジマスが追いかけてきたら、それだけでめちゃくちゃ嬉しいし、楽しい。アタリを感じてちゃんと掛けられたときの感触、そして逃げようと暴れるニジマスをコントロールして釣り上げた時の喜び、バラしてしまった時の悔しさ。どちらもなんとも言えない高揚感で満たされる。

今年の釣果は8匹。最初の2匹はニジマスの活性が高い時間帯だったので、よくわからないまま投げ続けているうちに、文字通り「釣れた」。それからしばらくは活性が低くなり、アタリを感じることもなくなって、ただただ投げては巻いてを繰り返していた。

釣れないのに延々同じことをしているように見えたかもしれないけれど、自分としては細かい工夫が楽しくで全く退屈していなかった。ニジマスがスプーンに反応するようになり、どうやって食わせるかを試行錯誤。何度も悔しい思いをしながら、狙い通り食わして「釣った」嬉しさは、「釣れた」嬉しさなんて比較にならないぐらい気持ちが良い。

釣ったその場で塩焼きしたニジマス
釣ったニジマスの何匹かはその場で塩焼きに。こういう食べ方をするとおいしいのはもちろん、食べることの根源的な喜びを感じられる気がする。

この管理釣り場は焚き火ができるので、みんなで釣った何匹かはその場で塩焼きにしていただいた。結構寒くて時折雨や雹も降ってきたけれど、こういうことをするのはいつだって楽しい。

ようやく「釣った」と言えるようなことができたけれど、管理釣り場で動きが丸見えのニジマスを数匹釣っただけなので、遊ばせてもらったというのが正しい認識だと思う。いずれは渓流釣りにも挑戦して、猟期以外も山に入る理由を作り、いろんな遊びが繋がっていくような生活を送りたい。

What’s so bad about feeling good?

Update:

Text by pushman

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