雨に唄えば|ジーン・ケリー
雨に唄えば|ジーン・ケリー
- Author : pushman|Movie|2005-12-16 Fri 21:39
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♪ドゥディドゥッドゥディドゥディドゥ〜
アーイムシ〜ンギンインザレイン♪と聞こえてくれば、どうしても車イスに乗ったおじいさんに tolchock したくなってしまい、このままでは ultraviolence の世界に引き込まれそうなので、正式な「雨に唄えば」を見ておかねばいけないと思っていたのですが、やっとその機会に恵まれました。
この映画を観てわかったことは、僕は基本的にミュージカルというか、唐突に歌い出したりすることが大好きなようです。日常生活で唐突に歌い出したり踊り出す人がいたら、とても困りそうですが、映画の中なら安心して楽しめますよね。歌ったり踊ったりというのは、言語を越えて自分の感情を相手に伝える最良の手段なのではあるまいか、と僕は思います。とにかく楽しい。
こう言ってはなんですが、この物語自体はそんなにおもしろくはなかったです。途中何度か眠たくなったし。ただですね、ダンスシーンとかはやっぱりいいですね。楽しすぎです。もっとも有名な雨の中で歌うシーンはもちろんですが、「喜劇俳優になれ」なんて歌い続けるシーンは大好きです。自分もあんな風に楽しく踊って、その気持ちを見てる人に伝えられたら素敵ですね。
でも、これ、結構悪趣味なオチですよね。オチというか、ヒロインがスターになるきっかけの舞台挨拶。これではあまりに主演女優がかわいそうです。まあその女優もかなりひどいことをしようとするので、自業自得とも言えますが、会場中の笑いものにされる大女優というのも悲惨です。良くも悪くもアメリカ映画といいますか(笑)。きっと今より、ずっと世界は単純だったんでしょうね。いや、別に馬鹿にしてるのではないですよ。はっきりいって羨ましいです。「いい」と「わるい」がはっきりしてるといいますか。多くの人が理想とするモノが、今ほど多様ではなかったんでしょうね。
でもまあこの映画の正直な感想は、もう見ないだろうな、という感じです。でもやはり見て良かったですね。古き良きハリウッド映画って感じで。最近の映画って肩肘張ってるというか、どんなジャンルでも、つじつま合わせに必死というか、おかしな点を極力なくそうとしてますよね。それは全然問題ないのですが、ミュージカルみたいな馬鹿げた楽しさ、話の筋は一旦置いといて、とにかくキャラクターの心情を掘り下げて描写する楽しさが無くなってしまったなぁ、と思います。観客の方も「こんな設定あり得ない」とか「こんな喋り方をするやつはいない」とか、現実世界と結びつけすぎなんではないかと思います。設定とかいいじゃないですか、所詮作り話なんだし。リアリティを追及することは大事だと思いますが、なんか変な殻があるような気がしてなりません。
ちょっと変なたとえになりますが、自分の感情を歌にして踊れるぐらい素直に生きることができたら、その人はかなりの幸せ者だろうなと思います。自由奔放という意味ではないですよ(笑)。感情を素直に出すことが難しく、理屈がないとなかなか認めてもらえない時代ですからね。人間たまには感情を率直に出して、思いのままに歌って踊ることも、わりと大事なことだと思います。
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