100 %の女の子/パン屋襲撃|山川直人
100 %の女の子/パン屋襲撃|山川直人
- Author : pushman|Movie|2004-09-05 Sun 15:24
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以前にもちょこっと書いた記憶があるのですが、村上春樹さん原作の映画化って実は結構あったりします。デビュー作「風の歌を聴け」も大森一樹監督、小林薫主演で映画化されてます。この「風の歌を聴け」はいかにも ATG っぽい作品で、悪くはないんですが…って感じでした。「国境の南、太陽の西」もイタリアでしたっけ、映画化が決まったとかでかなり前に話題になってましたが。最近では「トニー滝谷」ですよね。舞台もありましたね。「象の消滅」でしたっけ。あと、学生が卒業制作とかで撮ってるのもあるらしいです。そういうのには OK を出すんですね。
小説の映画化って相当難しいと思うのですが、「パン屋襲撃」はさておき「100 %の女の子」に関しては、少なくとも失敗してはいないと思います。僕はこの原作を本当に好きなので、初めて見た時はやはりがっかりというか「何してくれてんねん」という感情が強かったのですが、何回も見ているとこれはこれでいいよなぁ、と思えるようになりました。原作を読まずにこの映画を見ていたら、きっともっと素直に好きになっていたと思います。まあそれぐらい原作に衝撃を受けたわけです。
「パン屋襲撃」には今は亡き趙万豪さんがでていて、期待させるのですが…ちょっときついですね。「100 %の女の子」にしても、どうも演技が素人臭くてちょっと気恥ずかしいです。原作もね、糸井重里さんと共著の「夢で会いましょう」にあるのですが、そんなにおもしろいというわけでも…続編の「パン屋再襲撃」はおもしろいですけどね。余談ですがこれに収録されている「ファミリー・アフェア」は必読ですよ、ほんと。
「100 %の女の子」に戻りますが、原作の世界をとても大事にしているな、という感じがします。ナレーションが多く、ほとんどが原文のままです。ただやはりいい文章をそのまま声に出しても、ちょっとちゃいますね。声やその人のリズムなんかで別物になってしまいます。あと、口にされるとちょっと恥ずかしいなというのもありますね。「あら、それいっちゃう!」みたいな。そこのところが、この作品のマイナス評価かなと。あ、大事な点を忘れていました。失礼を承知で。室井滋さんは 100 %の女の子ではないと。少なくとも僕にとってはもう全然違います。いや、きれいだと思いますよ。この頃はまだ若いし。松田聖子(もちろんアイドル時代の…今でもなのか?)見たいな髪形でね、かわいいですよ。でも、100 %ではないと。ここははっきりしておきましょう。意図してキャスティングしているとは思いますが、それならばもっと無個性な人の方が良かったかなと。…いやいや違うな、室井滋は…
でも当然人それぞれ「100 %の女の子」は違うわけで、室井滋さん大好きっ子がみたらひっくり返ってしまうかもしれませんね。
良くも悪くも映画を撮りたいという情熱のみで出来上がった感があって、応援したくなる作品ですね。最近どうしてるんでしょうか、山川監督は。とにかく、映画撮ってみたいぜー、と思ってる人はとても参考になると思います。
キャスティングはとても重要だぞ、と。
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Tag(s): 村上春樹
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Comments
- Posted by canna|2004-09-07 Tue 16:58
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初めまして!いつも楽しく拝見しております。
PUSHMANさんの取り上げられる本や映画は自分のお気に入りのものが多くって、読み応えのある内容についつい夢中で読んでいます。
100%の女の子が室井さんなのですか・・
室井滋さんは以前「マンハッタンラブ」という秋元康さん監督の映画を観た時に、何故この人がもてるのか?と疑問に感じたことがあるのですが、年を隔てて思うと魅力的な女優さんであることには違いはないですね。
それこそ100%の人に支持される女の子ではないのでしょうけれど。好きな小説が映画化されると、私は内容よりもキャスティングを重視してしまいます。
例え脚本や演出がおそまつであっても、イメージ通りの方であれば、再読する際にその俳優さんを思い浮かべて読む楽しみにもつながりますよね?初めてのコメントなのに長々とごめんなさい。
では、失礼します。 - Posted by pushman|2004-09-08 Wed 00:45
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cannaさん
はじめまして。そしてありがとうございます。
ダラダラと書いてるだけですが、楽しんでいただいて相当猛烈嬉しいです。ほんとありがとうございます。キャスティングのお話は「なるほど」(ポンッと手を打つ)ですね。役者に助けられている映画も多いですからね。
初めてのコメントなのに長々とごめんなさい。
いえいえ、短くても長くてもコメント頂くととても嬉しいので、気にせずいろいろ言っちゃってください。
今後もよろしくお願いします。
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