ボウリング・フォー・コロンバイン|マイケル・ムーア
ボウリング・フォー・コロンバイン|マイケル・ムーア
- Author : pushman|Movie|2004-09-20 Mon 14:41
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世間では「華氏 911」がいろんな評判を呼んでいますが、人込み嫌いなので家でゆっくりと「ボウリング・フォー・コロンバイン」を観ました(劇場でも観たので 2 回目です)。テレビでもやったんですよね、たしか。あまりテレビを見ないので、この Blog の記事とシンクロしている時があって驚きます。「南くんの恋人」とか、すごいタイムリーな時期に書いているように見えますが、偶然です。
さて、ストーリーは…といっても特に説明する必要もないかと思います。詳細は公式ページの「物語」を参照してください。僕が下手な説明するより、こっちのほうがわかりやすいですしね。
さて、なんだかマイケル・ムーアの映画の感想を書くのは緊張しますね。何かしらの意見を言わなくてはならないような感じで。というわけで、そういうことはちょっと脇によけて感想を。
さらっと言うのも不謹慎かと思ったりもしますが、猛烈におもしろい映画だと思います。なんといっても編集が抜群ですよね。おもしろいドキュメンタリーだから当たり前といえば当たり前ですが。マイケル・ムーアがゆっさゆっさと巨体を揺らせながらインタビューする画もおもしろいし。個人的に一番好きなのは、カナダの自宅訪問ですね。しかも住んでる人が「I ♡ NY」の Tシャツ着てたりして「仕込みかよ!」とつっこみたくなります。
そして何よりおもしろいのが、普通のアメリカ人の発言ですね。まじめに言ってるだけにおもしろい。ひとことで言うと「アホか」です(笑)。ほんと失礼な事言ってすいません。ただこの映画を見たら多くの人はそう思うんじゃないでしょうか。そしてそれが映像(編集)のおっそろしいところなんですけどね。僕なんて昔はアメリカ大好きっ子でしたけどね、いまじゃそんなこと思えないし、思っていても大きな声では言えないですよね、なんとなく。今田耕司とかはどう思ってるんでしょうね?
もちろん、アホでマヌケな人ばかりではありませんよ、念のため。「なんとかしなければ…」と感じている人も大勢いますしね。もちろんマイケル・ムーアもその一人なわけで、その人たちの思いは僕達には伝わっていると思うんですよ。ただ一番届けないといけないアメリカ人には…どうなんでしょうね? 近くにアメリカ人がいたら是非聞いてみたいです。
で、全然知らないし、興味もないマリリン・マンソンさんがすごくかっこよかったですね。話を聞くとすっきりします。すごくわかりやすい言葉で自分の置かれている状況を説明して、自分の意見もはっきりと伝えられて。ものすごく立派な大人ですね。って僕なんかに言われたくはないでしょうけれど。
で、切なくなるというか…へこんでしまうのが全米ライフル協会の会長(だった)、チャールトン・ヘストンのインタビューですね…なんか言葉では説明出来ないですね。なんでこんな人になってしまうんでしょう?「ベン・ハー」好きなんですけどね。
なんかこんなキャンペーンも繰り広げられているようですが、個人的にはこの作品、相当猛烈に立派な映画だと思います。「ドキュメンタリー」って何? と考えさせられた意味でも、この作品は素晴らしい。生放送でもカメラマンの位置やスイッチャーのタイミングで編集しているわけですし、編集する事はなんらかの意図を含ませる作業ですよね。とにかく僕は、伝えたい事を伝えている作品が素晴らしい作品だと感じます。
まあ、人それぞれの見方があるというのは、生きていく上で忘れてはならない事だと思います。アメリカが生んだ偉大な作家フィツジェラルドも言ってますよ。
'Whenever you feel like criticizing anyone,' he told me, 'just remember that all the people in this world haven't had the advantages that you've had.'
「ひとを批判したいような気持ちが起きた場合にはだな」と、父は言うのである。
「この世の中の人がみんなおまえと同じように恵まれているわけではないということを、ちょっと思いだしてみるのだ」これって本当に、とてもとっても大事な事だと思います。
なんだか結局えらそうな事を書いてしまいましたが、普段何も考えない僕のような人間でもこうやっていろいろ考えさせてくれるきっかけを与えてくれる映画です。いろいろ騒がれて先入観もあると思いますがそんなものは捨てちまって、楽しむ気持ちを忘れずご覧頂きたいなと思います。はい。
関係ないけど持ってるので…
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Tag(s): ドキュメンタリー
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