2004-12-27 Mon

めぞん一刻|高橋留美子

「あなたは、絶対好きになる」と断言されたので、めぞん一刻」を読みました。

高橋留美子さんの作品は「うる星やつら」しか読んだことが無いのですが、「うる星やつら」は大好きです。何回読んでも、脱力感と共に笑いが込み上げます。TV版も映画版もおもしろいものが多いですしね。TV版の「みじめ! 愛とさすらいの母!?」とかすごい好きです。もちろん「ビューティフル・ドリーマー」も。TV版では、なんといってもメガネがいいですよね。

なんて「うる星やつら」の感想はまた別の機会に書くとして「めぞん一刻」ですね。いや、やはり好きですね、こういうの。なんといいますか「ラブコメ」ですか。あだち充さんの作品群も好きな僕としては、恥ずかしくなりながらも、次々とページをめくってしまいますね。「恥ずかしい」というか「こっ恥ずかしい」という感じです。でも、僕が学生の頃にこれを読んでいたら、もう間違いなく下宿したいと思っていたことでしょう。

全10巻もあるので、細かい描写は覚えていませんが、とてもストレートな愛情表現に「くさいなぁ」を思いながらもニヤリとしたり、いくつかのセリフは、ほんと良いこと言ってると思います。20年以上前の漫画なので、なんていうかもう全然全く現代とあっていない設定も多いのですが、その時代にきちんと生きていたのでそんなに違和感は無かったんですけど、今の中高生がこの物語を読むとき、一体どう感じるのかちょっと興味があります。主人公の五代なんてねぇ、二十歳を超えて素人童貞ですからね。いや、別にいいんですけど、キスするぐらいで大騒ぎするので、いや、大騒ぎすべきなのかもしれませんがね、ほんとは。今の中高生って、なんていうかもっとすごそうな気がして。僕の偏見であって欲しいですが。

いわゆる「ラブコメ」のラストって、読者の期待を裏切ることはそうそうないので、ある種安心して読めるというか、もう終わっている話をどういう風にそこに向かわせるか、というのが作者の力量であり、いつまでも読み続けられる為の物差しになると思います。この物語は、そういう部分でさえ一定のパターンを維持して最後までいっちゃいます。でも、それが途中からいっちゃうというか、すごくおもしろくなってきます。宴会し続ける一刻館の住人達も、最初は「こればっかりだな」と、うんざりしかけるのですが、気がつくと宴会シーンが始まるとにやついてしまってます。

ようはいかに魅力的なキャラクターを創造するのかが「ラブコメ」のもっとも重要なポイントなんだなということに、改めて気付いた作品でした。

年末年始にだらだらすごすのに、また常時だらだらしちゃっている時にぴったりの作品のような気がします。悪い意味じゃなくて。きっと「このままではいけない!」と思うと思います。酒浸りのお正月ならなおのことですね。でも、「やばいよ、やばいよ」と焦らせるのではなく、五代君のように、たまに頑張っているときに、ちゃんとそれを見てくれる人がいるということに気付けるかもしれません。いない場合はどうしようもないですが(笑)。

めぞん一刻 (1) (小学館文庫)

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四谷さんに憧れます。

高橋 留美子

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2004-12-27 Mon by pushman - Category: Book
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