2006-08-30 Wed
WishLinesを使って数日経ちますが、これは本当にありがたいツールですね。おかげで「のだめカンタービレSelection CD Book vol.2」の発売を知り、無事入手する事ができました。
今回の収録曲は7曲と少なめですが、解説が前作よりも読みごたえがあります。僕はクラシック音楽に全然まったく詳しくないので、「この音は○○を表現していて…」などといったある種おせっかいな解説のおかげで聴き所がわかってより楽しめます。また「もぎぎ」こと茂木大輔さんのコラムも、実体験と「のだめカンタービレ」のシンクロについて書かれていておもしろいですし、海老原大作こと大澤徹訓さんのクラシック講座も勉強になります。といった感じで、クラシック音楽がもっと身近になりますように、という気持ちが感じられる作りに仕上がっています。
曲を聴きながら解説書を読むのもいいですが、単行本を開きながら聴いていると、今まで聴いたことのあった曲でも印象が全然違ってきます。というか、僕の場合は初めての感情が喚起された、という表現が正しいかもしれません。
今までも何度かクラシック音楽を理解したいというか「楽しめるようになりたい」と思った事がありますが、はっきりいって全然楽しめませんでした。「あ、聴いたことある」とか思っても、その意図するところというか、なにを伝えたいのか、表現したいのかまったく掴めなかったんです。「のだめ」を読むことで、ある種のフィルタがかかりながらもクラシック音楽を楽しむことができるようになったのはほんとうに嬉しい体験です。
特に、vol.1に収録されていた「ラフマニノフ ピアノ協奏曲」なんてとても揺さぶられますね。もちろん演奏に対してあーだこーだとは言えませんし、まったくわからないのですが、「のだめ」の翻訳があるおかげで素晴らしい音楽だと身体で感じることができます。
「のだめ」好きには当然お勧めなのですが、「なぜだかクラシック音楽を聴いてみたい」という方に最適なCDだと思います。もちろん漫画を読んで楽しめたら、という注釈付きですが。
2006-08-30 Wed / Category - Music
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