2006-09-01 Fri
Amazonで予約し、発売日に受け取るはずだった「遥かなるまわり道の向こうで」。本日やっと受け取れました。
KANの最近のアルバムの構成は1曲目をKAN自身のこと、もしくはそう思わせるものを曲にし、中ほどでパロディというかちょっと遊んだ曲を持ってきていましたが、本作の1曲目「世界でいちばん好きな人」はちょっと毛色が違います。直接KAN自身の状況ではなく、最近考えていることというか感じていることを歌にした、という感じです。普通の日々をどう生きていったらいいのか、という考えを、大袈裟な言葉を使わず伝えています。いいですね、やはり。
お遊びモードの曲としては「エンドレス」「RED FLAG(一般道路速度超過)」があります。Amazonで驚くほど高騰している「KREMLINMAN」に収録されている「車は走る」で槙原敬之の曲そっくりに作って歌ってましたが、「エンドレス」は浜田省吾です。歌詞だけを見ると特におもしろくはないのですが、メロディを聴いて歌詞を見直すと、この曲のおもしろさがわかります。スペシャルサンクスにクレジットされてるのでちゃんと許可とったんでしょうか(笑)。「RED FLAG(一般道路速度超過)」は同じく「KREMLINMAN」に収録されている「WHITE LINE〜指定場所一時不停止」と同じく交通ルールソングです。しかしKANはよく捕まってますね(笑)。そのうち免許取り消されるんじゃないでしょうか(笑)。
ざっと全体をきいただけですが、真っ先にいいと思ったのはやはり「世界でいちばん好きな人」ですね。自分がやりたいことをしながら、伝えたいことをしっかりと伝えられているアルバムに仕上がっていると思います。時間をかけて、大事に聴いていきたいアルバムです。
ところでKANのアルバムにはささやかな楽しみあります。ずっとアルバムを購入している人はわかると思いますが、それは歌詞カードの最後の写真。ちょっと変な写真に「All songs written by ○○」と毎度違った肩書きが書かれています。今回もまっさきにそこを見ましたが、ちゃんと用意してくれていました。ふざけているんですけど、毎回アルバムでKANが伝えてようとしていることを、体現してるようにとることも可能です。
楽しく生きていきたいですね。
2006-09-01 Fri / Category - Music