2004-05-14 Fri
教授 3 年ぶりの新作「CHASM」を聴いた。
本当に素晴らしいアルバムだと思う。今更僕がいうことでもないけど、本当に本物なんだと、改めて感じた。特に1曲目「undercooled」。この曲に込められた思いは、多くの人が何となく感じていることではないかと思う。多少の差異はあれ、多数の人々の思いはそんなに変わらない。そんな幼稚な幻想を信じたくなる曲だった。
かつて教授は「シュウシュウの季節」という映画へのコメントで「涙が止まらなかった」と発言していた。この映画を見たけれど、そんなことは全然思わなかった。ただ、なんて悲しい話なんだ、と思った。そこには希望がなかった。
悲しいとか、つらいとか、そこだけを表現して「あとは自分で考え、感じろ」という作品に僕はあまり共感出来ない。それを表現しながら、その人自身が希望を見いだそうとしている作品に、僕は強く魅かれる。
「CHASM」は、間違いなくそんな作品だ。
2004-05-14 Fri / Category - Music
« 古い記事
RADIOHEAD 2004-04-15
新しい記事 »
ニセンヨンサマー|電気グルーヴ