2004-10-02 Sat

一番好きなもの

趣味は「読書と映画鑑賞です」なんてことを言うと、大抵「何が一番好きですか?」といった質問を受けてしまいますよね。これほど困る質問も無いと思いますが、僕自身もなんとなく聞いてしまいます。で、なんで聞いてしまうかというと「自分と趣味が近い」のかどうか知りたいのと「オドカサレたい」からなんですよね。そしてその作家や作品への思い入れを聞きたいなと。これから親しくなりそう、なりたい人ならなおさら知りたくなります。

まあでも大抵の場合返ってくる答えは「そんなもの決められない」となります。「いや、それはわかってるんですけど、それでもあえて」と突っ込んでやっと好きな作家の名前や、複数の作品を教えてくれたりしますよね。僕もそう答えていたのですが、ふと「これです」と言えたらかっこいいのではないかと思い、今ではその時考え抜いた作品を答えるようにしています。

それでもやっぱり一つだけを選ぶのは不可能でして、僕の場合「一番好きな本は?」と聞かれたら「村上春樹と庄司薫の作品全て」と答えてます。これはなんというかほんとにそのとおりでしょうがないんですよね。もちろん作品ごとの順番はあるんでしょうが、基本的にじゃんけんみたいなもので、一番はありません。エッセイも好きだし、長編はもちろん短編も好きだし。「ファミリーアフェア、いいよな〜」と思うと同時に「蛍はゆずれない」「となると、ノルウェイの森はほんとよかった」「いやしかし…」といった感じで堂々めぐりです。マイッタマイッタ。

で、「一番好きな映画は?」と聞かれると相当困ります。本の場合ほど、突出して好きな人がいないのです。もう好きな監督が多くて多くて。まず、ウディ・アレン、スタンリー・キューブリック、岩井俊二、SABU、マルクス兄弟、ビリー・ワイルダー…とまあほんとにきりがありません。なので、ここはすぱっと割り切って、僕の人格形成というか「行動指針」をはっきりさせてくれた 3 本の映画を選ぶことにしました。

の 3 作品です。どうしてこの 3 つなのかは自分でもよくわかりませんが、とにかくこの 3 作品は僕の心の奥底にしっかりとそれぞれの場所をつくってしまった作品です。そして、僕がどういったものが好きなのか、大事にしているのか、を教えてくれた作品でもあります。

作品ごとの感想はまた別に機会に書くとして、僕とそれぞれの作品の関係を一言で説明すると、

ベルベット・ゴールドマイン→人生観

LOVE GO GO→忘れてはいけないこと

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?→大事なもの

みたいな感じかな…って全然違う…そして今気が付いたのですが、一言では説明できません。不可能です(笑)。ということでこの大事な3作品の感想をそのうち書きたいと思います。というか、この3作品の感想をきちんと伝えられるようになるために、Blogを始めたのかもしれません。

2004-10-02 Sat / Category - Column

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