2006-08-06 Sun

レフェリーは空気を読むな

昨日のHERO'S、なんというか、KIDと須藤元気の欠場といった暗いニュースを吹き飛ばすどころか、先行き不透明感がはっきり見えた悲惨な大会になってしまいましたね。

一言で言って、レフェリーが未熟すぎる…わけではなくて、レフェリーが選手じゃなくて会場というか大会の雰囲気のようなものを気にしすぎ。去年のKIDと元気の決勝は止めるの早すぎるような気がしましたが、選手の身体を第一に考えての結果なら良い事だと思います。でも、それはそういう姿勢を貫き通す事で説得力を持つわけで、昨日のレフェリングは明らかに判断基準が定まっていませんでしたね。

ケスタティス・スミルノヴァスは確かに途中息切れしていたのかもしれませんが、それよりも「これ以上殴れない」という心境になったのではないでしょうか。見ていてジョーとホセ・メンドーサの試合を思い出しました。はっきり言って、昨日の桜庭は別の意味で怖かったです。

スポーツは無理やりドラマにしなくても感動したり励まされるからおもしろいのであって、多くの人が望んでいる結果が出るからおもしろいわけではありません。レフェリーは選手と一緒に試合を作っていく大事な存在です。一つ一つの試合を盛り上げることももちろん大事ですが、競技を守る姿勢ももっと大事にして欲しいと思います。

ところでここ最近の格闘技ネタはヤな事ばかり書いてしまいましたが、一度こうした事を書くときりがないですね。「これは一言言いたい」という思いがかなり強かったので書いてみましたが、やはり楽しいことや自分が好きな事だけを書いてた方が、精神衛生上いいみたいです。

参考記事

2006-08-06 Sun / Category - Column

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