イージスオーシャン 2018年モデル
部屋着として、あるいは羽毟り着として

最近一気にメジャーな存在になったワークマン。アウトドア系の趣味を持つ人や猟師、釣り人の間では以前から人気があったが、なかでも「イージス」シリーズの2018年モデルはネットで予約抽選が行われたほど防寒着として大人気。
釣りにハマり始めた時期だったこともあり調べてみると、オレンジ色なのでいつの日か行うつもりの大物猟の時に使えるかもしれないと思い、勢いで申し込んでみるとなんなく当選。引き取って自宅で開封したところ、狩猟には使えないと即座に判断して後悔することになった。

第一印象は、でかい。サイズではなく、作りが大きい。そして生地の擦れる音がシャカシャカしてうるさい。これでもう狩猟では使えないと判断した。早まったなと思いながら羽織ってみると、めちゃくちゃ暖かい。ズボンも同様。これがあればしばらくは暖房不要だと思う。冬の釣り人やバイク乗りに支持されるだけのことはある。暖かすぎて、音の問題がないとしても出猟時には使えない。これを着て山道を歩くと絶対に汗だくになる。

狩猟道具としては使えないとわかったので、お高い部屋着になってしまったとがっくりきたが、思わぬ用途が見つかった。

EAGIS OCEAN
体にフィットして音がなければ待ち猟には使えると思う。

先日初めて仕留めたカルガモ。丁寧に取り組みたかったので持ち帰って羽を毟ることにしたのだが、当然室内では毟れないので作業場所はベランダ。慣れない作業に手間取り、寒空の下2時間ほど屋外にしゃがみこんでいたのだが、イージスオーシャンを着ていたおかげで指先と足下以外は全く寒さを感じなかった。ちょっと信じられないぐらい暖かい。生地はナイロンとポリエステルなので羽も付きにくい。付いてもさっと払える。

「カモの羽を毟る」という限定的な状況ではあるが、自分の狩猟生活でも活用できて一安心。冬の釣りやバイク、アウトドアなどに限らず、外で黙々と作業することがある人には文句なしでおすすめできるし、部屋に引きこもる人も節電グッズというか、「暖房着」としておすすめできる。

What’s so bad about feeling good?

Update:

Text by pushman

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