久しぶりのタイラバ
マダイ2匹と船酔いの克服

初めてのボート釣りではろくに道具も準備せず参加して、生まれて初めて船酔いしながらタイラバを楽しみ、なんとかマダイを一匹。2回目はロッドやリールをはじめ、各種ツールを準備して、盛大に船酔いしながらマダイ、タチウオ、ヒラメなどを釣り上げた。3回目はタイラバを自作して気合十分で挑んだけれど、過去最高に荒れた海で過去最高の船酔いを経験し、初めてボウズ。
その後は猟期に入ったこともありしばらく釣りはお休みしていたけれど、ようやく暖かくなってきたので、7ヶ月ぶりに自作タイラバをひっさげてボート釣り、そして船酔いの克服に挑んだ。

5時過ぎに出港し、竿を納めたのは12時過ぎ。今までは海上にいる時間のほとんどを船酔いとの格闘に費やしていたけれど、今回はおにぎりを食べるために5分ほど取った休憩以外はずっと釣りを楽しめた。

ボート釣りでタイラバ

過去3回とも船酔い対策はしていたけれど、基本中の基本である酔い止め薬の服用はしていなかった。薬に頼るのは最終手段にしたかったのだ。でも、頼ってみたらこれほど心強いものはなく、全く船酔いせずに初めて釣りを全力で楽しめた。真っ先に試すべき酔い止め対策だった。

そして前回、船酔いしないための重要な要素を発見した(気がする)。今までは椅子に腰掛けて釣りをしていたけれど、あの姿勢は波のうねりが内臓に響く(気がする)。胃や腸をこねくり回されて、気分が悪くならないわけがない。そこで今回は、移動中以外はずっと立つことにした。その結果、全く船酔いしなかった。もしかすると薬よりもこの効果が大きかったのではないかと思っている。ということで、めでたく船酔いは克服できた(と思いたい)。

もう一つの目的である自作タイラバのリベンジは失敗。アタリはあるのだけど、ちょんと触れたらすぐに興味を無くしてしまうのか、かからない。ならばと巻き上げるスピードを変えたり場所を変えたり試行錯誤。でもかからない。自作タイラバが原因でボウズになるのはイヤなので、市販のタイラバに変更。心なしかあたりの回数が増え、ようやくお昼前に小ぶりのマダイを釣り上げた。
その後も状況は変わらず、なかなかかからない。おまけに比較的穏やかだった天気が一変し突然の強風。しかしそのおかげで活性が上がったのか、ようやく「これはタイや!」と確信できる強い引き。手応えから想像したよりは小さかったけれど、35cmほどのきれいでおいしそうなサイズが釣れてほっとした。

今までは釣れる時も釣れない時も、同じようなことを繰り返していたけれど、今回は自分なりに想像力を働かせ、いろいろ推察して対応を試みることができたことは嬉しいし、楽しさがさらに増した。もちろんトンチンカンなことをしているのかもしれないけれど、それはこれからわかってくるはず。
残念ながら自作タイラバでは釣り上げられなかったけれど、反応はあったので長さや太さを市販のタイラバと比較調整し、次回こそ自作タイラバで釣り上げたい。

マダイの刺身と炙り、塩焼き
2匹のうち1匹はサイズもそこそこだったので、刺身、炙り、塩焼き、潮汁など、マダイを堪能。そろそろこましな盛り付けができるようになりたい。

シマノ 炎月BB 鯛ラバ B69M-S

今ならもうちょっと柔らかめで、センター継ぎのB69ML-S/2を選ぶと思う。仕舞寸法158cmは長すぎ。Amazonの画像に騙された(笑)。

購入時の価格 ¥12,990

シマノ 16グラップラーBB 200HG

特に気に入った道具という訳ではないけれど、2回目以降、何の不満もなく使い続けている。それだけ安心できるリールということなのかもしれない。

購入時の価格 ¥10,712

アネロン「ニスキャップ」6カプセル

今まで飲んだあらゆる薬の中で、一番感謝している薬。乗船する15分ほど前に1錠服用しただけでまったく船酔いしなかった。鼻炎薬と同じように喉がからっからになるので、水分は多めに準備した方が安心。

What’s so bad about feeling good?

Update:

Text by pushman

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