2本目のマイキュー
ブレイクキューのこだわり

随分前からビリヤードが好きでしたが、昨年念願のマイキューを購入しました。以来、こつこつ練習しているのですが、一向に上達している気配を感じられません。この進歩の遅さはいったいどういうことだ……と考えてみると、「あ、道具が悪いのだな」という結論に至り、2本目のキューを購入しました。

というのは冗談です。確かに以前の僕ならこのように行動していたと思います。しかし、超高級な楽器が部屋でしんと静まっている様を見ていると、全ての原因は僕にあることがよくわかります。才能が無ければ練習するしかありませんね。ということでほぼ毎日通っているのですが、そのご褒美なのか、お店のくじ引きでなんとキューが当たりました。

ハギ……ではなくプリント

喜び勇んで早速撞こうとすると、お店のスタッフの方曰く「それはただの棒きれ。店の芝キューの方がいいよ」とのこと。「まだまだ道具の善し悪しが分かるレベルではないので、それでも問題ありません」と言いながら撞いてみると……高まったテンションの持って行き場を見失ってしまいました。お店のキューの方が打感よかったです。まあでも道具の違いを感じられるぐらいになっているのは嬉しかったですね。

そのまましばらく普通に撞いていたのですが、どうも仕上げが雑といいますか、ストローク中に凹凸を感じます。また、シャフト径もちょっと太くて違和感がすごいです。これは普段使っているWD700のシャフト径が12.5mmだからかもしれませんが。
ということで、悩むこと無くブレイクキュー(というか気を使わず思い切り撞ける自分のキュー)にすることにしました。

我ながらブレイクキューぐらい買えよと思うのですが、ブレイクキュー、好きじゃないんです。嫌いではないけど、好きではない。ついでに言うとジャンプキューは嫌いです(笑)。個人的な傾向として、古いものや工夫することが好きなので、キュー1本でいろんなことをするというのがかっこいいなと思います。なのでプレイキューでジャンプするのはすごいと思うのですが、ジャンプするためのキューでジャンプしてもな……と思ってしまいます。もちろんそこにも技術はあるんですけれども。
ブレイクキューにしても最新の技術を駆使したものは大変素晴らしいと思いますが、欲しいと思わないんですよね。とはいえ繊細なことをするキューで力一杯ブレイクするのは流石に躊躇するので、葛藤していたわけです。ほんと素晴らしいタイミングでブレイクするためのキューをいただきました。これで割れないブレイクも少しは改善するでしょう。

ちなみに来店毎にくじを引けたので、外れはもちろん、四等、三等、二等、一等。そして特賞のキューと、全ての景品を獲得してしまいました。なんか申し訳ないです。ちなみに一等は特大のウサビッチのぬいぐるみ。どちらかと言えばプーチンの方が好きなのですが、キレネンコしかありませんでした。アニメと違ってふさふさしているのでそんなに気持ち悪くないですね。

狙った通りに手球が転がらなくても、キレネンコのようにならないように気をつけます。

Sumi ウクレレとキレネンコ
ウクレレサイズのキレネンコ

What’s so bad about feeling good?

Update:

Text by pushman

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