Heartfield

What’s so bad about feeling good?

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)—— 信じ抜けば生み出せる。

2015年09月20日(日)

映画 / /

Text by pushman

それほど強く観たいと思っていた作品ではなかったのでなんとなく劇場に足を運んだのですが、ここ数年で一番スクリーンに引き込まれた物語です。とはいえラストシーンでもやもやしたのも事実。誰かにこの物語の感想を聞かれたら、手放しで絶賛したあとにちょっとだけケチをつけ、それでもやっぱりこの物語は大好きです、ということになると思います。

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『バードマン』Blu-ray

じみへん 仕舞—— 深く考えると解決できなくても、笑える。

2015年09月16日(水)

読書 /

Text by pushman

中学生の頃に初めて読んだ、中崎タツヤの「兎に角」。画は下手くそというか雑というか汚いというか……とにかく今まで見たどの漫画とも違うタッチで「こんな画でもいいんだ……」というのが率直な感想でした。しかしそれでも数話読んでそのおもしろさにずぶりと浸かり、声を出して笑いながら20年以上読み続けてきました。ここ数年は連載作品も減少し、発行ペースも遅くなり、単行本が出るたびに書き込みが少なくなっていく画に不安を感じていたのですが、今作の帯とあとがきに記載されているとおり、還暦を迎えて断筆されるようです。残念。

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じみへん 仕舞

The Peanut Vendor—— 古い時代の良き音楽をかっこよく伝える音楽。

2015年09月13日(日)

音楽 /

Text by pushman

Sweet Hollywaiians(スウィート・ホリワイアンズ)がゲストを中心に構成しつつ、彼らの世界観を存分に表現するシリーズの第4弾『The Peanut Vendor』。今までの同シリーズではゲストの個性を全面に押し出し、ホリワイアンズのアクの強さは控えめになっていましたが、今作のゲストはこれまたアクの強いマキ凛花。何度かライブを楽しませてもらいましたが、目と耳で楽しめるエンターテイナーです。
日本で類を見ないアクの強い2組の世界観が混ざり合い、とても楽しい作品に仕上がっています。

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『The Peanut Vendor』とLyon and Healy Mandrin A Style

ワセダ三畳青春期—— おもしろいことを、おもしろく伝える。

2015年09月10日(木)

読書 /

Text by pushman

数年前に森見登美彦氏の『四畳半神話大系』を読んで四畳半的世界が大好きになり、以来周囲の本好きに喧伝しております。だからというわけではないと思いますが、知人から『ワセダ三畳青春期』という本をいただきました。ワセダと言えば大学。おまけに畳的な言葉がタイトルに含まれているので、新たな腐れ大学生系の物語かと思ったら全然違いました。

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『ワセダ三畳青春期』と『四畳半神話体系』

人生スイッチ—— 重要なのは、スイッチを入れるタイミング。

2015年09月09日(水)

映画

Text by pushman

久しぶりに行った映画館で目に入ったチラシ『人生スイッチ』。その理由はキャッチーなタイトルにもあると思いますが、なぜか「知ってる監督の作品ぽいな」という直感でした。正確には監督ではなく製作者でしたが、その人は『オール・アバウト・マイ・マザー』のペドロ・アルモドバル。このややこしい名前をほぼ正確に覚えていたのに、肝心の内容をまったく憶えていないことは、自分の年齢に想いを馳せる原因となり哀しくなりました。しかし、この映画の存在に気がつき興味を持ったことは、まだまだ自分の感性アンテナは鈍っていないんだという安心感も与えてくれました。

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『人生スイッチ』と『オール・アバウト・マイ・マザー』のフライヤー