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ニュークリア・エイジ|ティム・オブライエン

ちょっと前に読み終わっていたんですが、感想を書くことにとても慎重になってしまった「ニュークリア・エイジ」。読んだのは2回目だったのですが、この物語を深く感じるためには、1回読んだだけでは全然足りていなかったようです。

一言で、かつ乱暴にこの物語を説明すると、「妄想に憑かれた男の、魂の叫び」なんて感じじゃないかと思います。僕も自慢じゃないですが結構妄想力はあると思います(自慢にできるわけがない)。だから「東京大学物語」の村上直樹を初めて見たときは「やっぱりこういうやついるんだ」と少し安心したものです。しかし、僕も村上直樹もその妄想力は、主に自分のために使用されるのですが、この物語の主人公の妄想力はもう全然スケールが違います。もちろん自分を含めた愛する人々を守るために頑張っているんですが、何から守るって「核戦争」なんです。もう僕なんかとは全然まったく違いますね。

子どもの頃から「核戦争」の恐怖に取りつかれた主人公ウィリアム。どうにかこうにか自分の妄想とうまく付き合っていくのですが、結婚し、子どもが産まれ、とても幸せな生活の中で、再び「核の恐怖」に取り憑かれ、自分達の核シェルターを造るために、庭に穴を掘り始めます。

世界のすべての七月|ティム・オブライエン

ティム・オブライエンといえばベトナム戦争物ですが、この作品も例に漏れずベトナム物です。今回ははっきりとした群像劇で、1969年度の卒業生たちの、3回目、つまり2000年の同窓会と1969年の2つの時代を交錯させながら話は流れていきます。

ヴェトナムに行った男、
行かなかった男、
裏切った女、
裏切られた女、
二人の夫を持つ女、
待ち続ける男……

世界のすべての七月

給料でたてで気が大きくなっていたのでためらわず購入しました。

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