2009-10-14 Wed

The 'Bob Brozman Signature' Crystal Tone-Bar

生まれて初めて楽器を買ってはや3年近くが経ちました。演奏力、表現力は一向に向上しません。する気配すらありませんが、楽器は順調に増えております。

現在の所有楽器はウクレレ2本、ギター1本、スティールギター1本。どの楽器も素晴らしいものなのですが、いくら楽器がよくても演奏者が悪ければいい音がなりませんね。時折先生が僕の楽器を手に取り手本を示してくれるのですが、毎回「我ながらいい楽器を買ったものだなぁ」と、とても嬉しい気持ちになります。

そんなわけで、毎日楽器をさわっているのですが、人間あまりに報われないと、原因を外に求めたくなるものです。しかし、明らかに楽器には問題無い訳で(多少はあるかもしれない)、自分の練習量もまあ少なくはない。となると、結論として「道具が悪い」となるのは当たり前です。

ということで、スティールギターの表現力をアップするため、お世話になりっぱしの心斎橋の楽器屋さんで「The 'Bob Brozman Signature' Crystal Tone-Bar」を購入しました。

The 'Bob Brozman Signature' Crystal Tone-Bar

真ん中のガラス製のが今回購入したものです。ちなみに手前の金属製のは「BROZ-O-PHONIC」。これまたボブ・ブロズマンのシグネチャーモデルです。さらにちなみに、フィンガーピックはDUNLOPのミディアムサイズ、サムピックもDUNLOPのミディアムを使っていたのですが、先日ぽっきり折れてしまって今はどこのか不明です。ついでにギターピックはFENDERのミディアム。全て先生に言われるがまま揃えました。

書いてて気が付きましたが、僕が持ってるピックやバーは、先生のものと全く同じでした。ということは道具に問題がある訳でもないということになるので、もっと練習すべし、ということなのでしょう。まあでも、このガラス棒が何かをもたらしてくれるかもしれません。

このように必要なものと必要でないものが、何か大事なスイッチを入れてくれる事を期待し、そして言い訳にして、浪費、いや自分への投資を続けていきそうです。

ということで、肝心の使用感ですが、見た目より相当軽いです。全てお手製という事で、サイズがかなりまちまちなのですが、僕が購入したものは長さ約83mm、直径約24mmで、最も手軽に入手しやすいJIM DUNLOPの920トーンバーを一回り大きくしたようなサイズです。ちなみにBROZ-O-PHONICは長さ約75mm、直径約19mmです。

BROZ-O-PHONICはちょうどいい重さなのですが、僕はちょっと手が大きいのできっちりとホールドしづらいです。920はいい感じで握れますが、かなりずっしりとした重みで、スムーズにスライドさせられません。では今回購入したCrystal Tone-Barはどうかというと、長さはちょうど良いのですが、ちょっと太いかもしれません。ただほんとに軽いのでさらさらスライドできそうな気がします。

結局どれもこれもしっくりきてないのですが(笑)、多分きっと、僕の技量が道具の違いを引き出すまでに至っていないという事だと思います。

肝心の音色に関してですが、金属製2つに関してはまったく同じに聞こえます。心無しかCrystal Tone-Barは軽い音になっているような気がします。
ただ、これはもっとも個人の力量の方が大きそうな問題ですからね。結局道具は気に入った見た目のものをうまく使えるように使い込んでいくのが、もっとも正しくて楽しい気がしてきました。自分が気に入る物を探すために、数多く見たり触れたり、いろいろ考えることで理解できることもあるはずですし。その行程で失うお金や時間が自分への投資、と言う事なのでしょう。

…楽器を始めて一番身に付いたのは「自分への言い訳力」の様な気がしてきました。

ちなみにBob Brozmanってこんな人です。相当猛烈かっこいいです。

今回買ったバーはこんな風に使います。…こんな風に使いたいです。

2009-10-14 Wed / Category - Music

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