金で片付く問題を解決した一年
2010年の買い物記録

ブログを始めたときは「やってよかった、Blog」「一年のまとめ」なんて具合に律儀に一年を振り返っていましたが、まとめることも特にない日々を送っているので、ここ数年はそういうことやっていません。しかし、今年は自戒の念を込めて、この一年に買ったものを記録しておこうと思います。

EOS Kiss X4とRODE STEREO VIDEOMIC

今年一発目の大きな買い物は、ブログ開始当初から欲しい欲しいと思っていたデジカメです。「Xiaostyle」というトイカメラを買ったことはありましたが、コンデジ飛び越していきなりデジタル一眼レフです。手に入れてみて分かったことですが、僕は写真に特別な興味を持っていないようです。

「RODE STEREO VIDEOMIC」を装着した「EOS Kiss X4」
「RODE STEREO VIDEOMIC」を装着した「EOS Kiss X4」

仕事で使ってはいますが、やはり特別なセンスが無い限りいきなり思い通りの写真が撮れる訳ありません。このブログで想定していた使い方は、本や映画の感想にそのイメージの写真を撮影して……ってな感じだったのですが、結局チラシやパンフの写真を適当に撮ってお茶を濁しています。はっきり言って、こんな事ぐらいなら携帯のカメラでも十分です(笑)。

一番使っている機能は写真ではなくて、僕に「EOS Kiss X4」購入を決意させた、フルHDの動画撮影です。まあ当然これも撮影技術が必要な訳ですが、なんにもしなくても相当猛烈きれいです。驚きます。ただ、ほとんどの動画はウェブで公開しているので、そこまできれいな画質が必要かは微妙です……。とにかく、動画がきれいなのはいい事ですが音がしょぼいのは有り得ないので、ついマイクまで買ってしまいました。こちらは良いも悪いもまったく判断できなかったので、プロに言われるがまま「RODE STEREO VIDEOMIC」を購入しましたが、ほんとに必要だったのか、深く考えたくはありません。

Mezz PUJ-3T

学生時代から欲しくてたまらなかったマイキューも手に入れました。生産中止のモデルらしく、ケース込みでかなりお安い値段で購入できました。が、周囲の人に値段を教えるとちょっと驚かれますので、後述する楽器のせいで金銭感覚がおかしくなっていることが判明しました。

Mezz PUJ-3T
Mezz PUJ-3T

こつこつ時間を見つけては練習するようにしていますが、ビリヤードはほんとに奥が深くておもしろいですね。今まで人に「巧くありませんが、下手でもありません」と自分の腕前を説明していましたが、ボーラードのアベレージは完全に初心者でした。現在は限りなく初心者に近いC級……って感じでしょうか。来年はボーラードでストライクを取り、そしてはっきりと「C級です」と言えるように頑張ります。

Lyon and Healy Style A

読み方がいまいちわからないメーカーなのですが、とにかくマンドリンです。カメラの時もそうなんですが、使うか使わないかという判断よりも先に「欲しい」という感情を持ってしまうと、どうにも我慢できない性格みたいです。で、買ってから判断する。中崎タツヤの「もたない男」に同じような事が書いてあり、嬉しくなりましたが、こうして振り返ってみると流石に「ちょっとまずいな……」とも思いました。

Lyon and Healy Style A

ある日突然マンドリンが欲しくなったのですが、既にギターをオーダーしていたので「ギターを手にするまで、そして『ギター少し弾けます』と言えるようになるまでマンドリンは買うまい!」と誓いました。しかし特例として「デイブ・アポロンのマンドリンが市場に出れば……買う!」とも誓っていたのです。
で、このマンドリンがそうなんですね。もちろん厳密には違いますし、僕が買ったタイプの方が後のモデルでデザインが微妙に違うんです。でも、この後期型こそ僕が欲しいマンドリンだったのです。ということでまったく弾けませんが、買ってしまいました。30年後に弾けるようになっていればいいですね。

「Lyon and Healy Style A」ヘッド
Lyon and Healy Style A
Lyon and Healy Style A

Sumi S16-P

ウクレレの先生方の素晴らしい演奏を聴いているうちに、どうしてもギターが弾けるようになりたくなりました。でも、僕はギターを持っていないので、お勧めのギターを相談したところ「戦前のギブソン、もしくはエピフォンのアーチトップ。新品がいいなら鷲見工房にオーダー」という想定外の回答をいただきました。そんなのとんでもない、と思いましたが、まさかその2年後にオーダーするとは……人生何が起きるか分かりませんね。

当たり前ですが、これまた僕には身分不相応な楽器です。見た目はとても気に入っていますが、音とか弾き心地はまったく判断できません。ということで、前述のマンドリンとこのギターを持って、先生方のスタジオにお邪魔し、じっくり弾いて頂きました。

辛辣な言葉で厳しいレッスンをしてくださる方々なので、ある程度傷つけられることを覚悟していましたが、若干一名以外は率直に「ええ楽器やん」との感想。とても嬉しくなりましたが、かなり高額な買い物だったので、流石に気を使ってくれているのかも……と未だ疑っています。

でも、先生方が僕のマンドリンとギターである曲を演奏してくれた時に、「これは……ほんとに良い楽器だ!」と確信しました。少なくとも僕にとっては見た目も音もとても好きな感じでした。ただ、僕が弾くとその音が出ない、というのはとても悲しい事実です。もっと恐ろしい事実は、2年やってまともに弾ける曲が1曲も無いことですが、まあでも30年も経てば、少しは弾けると思いますので、未来の自分へのプレゼントだと思って自分を納得させています。

Sumi S16P
Sumi S16P
「Sumi S16P」ヘッド
Sumi S16P
Sumi S16P
Sumi S16P

ということで、今年はお金を使えば解決できる事はやってしまったので、来年はこれらの道具を使いこなし、お金ではどうにもできないことでも、せめて「なんとかなるのではないか……」という予感みたいなものに繋げられる様、いろいろ努力したいと思います。

What’s so bad about feeling good?

Update:

Text by pushman

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