ナイン・インタビューズ|柴田元幸

新作が待ち遠しい作家というのは何人かいるが、新作が待ち遠しい翻訳家となると、これはもう柴田元幸さんしかいない。

多くの人は、海外の作品を読むときに、翻訳家が誰か、なんてそんなに気にはしていない、と思う。僕もかつてはそうだったが、柴田さんの翻訳作品を読んでからは、多少は翻訳者を気にかけるようになった。そして今では、柴田さんが翻訳しているなら原作者が誰か、なんて気にしない。内容もよくわかっていない本を片手に、自然にレジまで歩いている。

CHASM|坂本龍一

教授 3 年ぶりの新作「CHASM」を聴いた。

本当に素晴らしいアルバムだと思う。今更僕がいうことでもないけど、本当に本物なんだと、改めて感じた。特に1曲目「undercooled」。この曲に込められた思いは、多くの人が何となく感じていることではないかと思う。多少の差異はあれ、多数の人々の思いはそんなに変わらない。そんな幼稚な幻想を信じたくなる曲だった。

パンク侍、切られて候|町田康

著者初の長編時代小説。短編集「権現の踊り子」でも「逆水戸」という現実的な水戸黄門話を書いていますが、今度のは時代設定が江戸時代なだけ。どんな話か、というのを説明するのは非常に難しいです。

江戸時代、フリーランスの超人的刺客、掛十之進を中心に、この世は巨大な条虫の胎内にあると信じている宗教団体「腹ふり党」、何でも爆裂させるエスパー、凶暴な猿軍団が死闘を繰り広げるって話なんですが、って書いてても意味がわかんないです。“牢人は抜く手も見せずに太刀を振りかざすと、ずば。”この一文が気に入った人は必ず気に入る作品です。この鬼才はまたもや新たな傑作を生み出したということでしょう。

RADIOHEAD 2004-04-15

4月15日、INTEX大阪に RADIOHEADのLiveにいってきました。

セットリストも早々にアップされているようですが、皆さんメモでもとってるんでしょうか? 曲名なんて全然覚えられない僕には大変ありがたいです。

スタッフの調整も終わって、いつ出てくるんだ?! という状態の中、一緒に行っていた友人が退席するというプチハプニングもありましたが、すごくかっこいい、気持ちいいライブでした。

かっこいいページと XHTML

最近ずっと XHTML valid を維持するためのメモ書きが多いのですが、そもそもは以前からかっこいいページだと思っていた「Nitram+Nunca」さんの「Out-Law」という記事がきっかけでした。

青春ブルース|斉藤和義

最近はまりまくっている斎藤和義の青春ブルース購入しました。初回特典は本作品中の 5 曲*1を収録した『青春ブルース弾き語り』DVD。

SINGLES and STRIKES|電気グルーヴ

Amazonのレヴューでも言われてますが、これ、電気ファン、しかもコアなファンじゃないと買う価値はないです。全く(笑)。何がおすすめって、卓球と瀧の作品解説、というか裏話ですね。間違っても電車などでは読めないです。これを読むだけでも2,000円ぐらいの価値はあります。とはいえ曲に関しては新しいものは無いですし、なんかCCCDってだけで、ヤだな、という感じはあります。コピーうんぬんはMacだから関係ないんですけど、音悪くなるという話ですし。もちろん僕は違いなんてわかりませんが。

世界のすべての七月|ティム・オブライエン

ティム・オブライエンといえばベトナム戦争物ですが、この作品も例に漏れずベトナム物です。今回ははっきりとした群像劇で、1969年度の卒業生たちの、3回目、つまり2000年の同窓会と1969年の2つの時代を交錯させながら話は流れていきます。

ヴェトナムに行った男、
行かなかった男、
裏切った女、
裏切られた女、
二人の夫を持つ女、
待ち続ける男……

世界のすべての七月

給料でたてで気が大きくなっていたのでためらわず購入しました。

化粧師|田中光敏

必要に迫られて「化粧師」を見ました。

大正初期の東京を舞台した人間ドラマ。「もっと美しく、もっと輝きたい…」という、いつの世にも変わらぬ女性のあくなき願望をかなえ、心まで癒してくれる化粧師・小三馬。彼に関わる女性は、化粧によって力を与えられ、前向きに羽ばたいていく。

化粧師

前評判もよかったのと、まず「見ないといけない」という状況があったので、割とダラダラと見ていたのですが、役者さんたちの安心感のある演技にぐいぐいと物語に引き込まれていきました。ただ、全体的な流れは、過去に何度も見たことのあるものでした。

主人公の男は無口で無愛想。周囲の人間は彼のことをさけているが、最後に本当は心優しい男ということがわかる…

坂の上の雲|司馬遼太郎

文庫本全8巻(実質7.5巻分)を3週間かけて読了しました。日露戦争前後の日本を舞台に活躍した、秋山真之、秋山好古、正岡子規の三人を主軸に、今よりもっと大変だった時代を日本人がどのようにして乗り越え、その結果どうなったかを、一定の距離を保ちつつとらえた、素晴らしい作品でした。

歴史には明るくないですが、この本を読むと今も昔も日本という国は、危ういなぁと感じざるを得ません。まあ日本に限ったことではないですが(ロシアの総司令官などはもっとひどい)、眼前の問題しか見ようとしない人々、自己保身(国が滅びるかどうかという問題のときでさえ)を最優先する人などが、話を面白くしてくれます。

でも実話なんですよね、これは。そこがまた面白いのですが。ということで、この本の感想というよりも、読んでいて感じたことをつらつらと。

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