五秒の再会|斉藤和義と玲葉奈

五秒の再会|斉藤和義と玲葉奈

Author : pushman|Music|2005-10-25 Tue 08:29

学生の頃は「音楽を聴く」という行為を、今よりもっと大事にしていたと思います。もちろん今でも音楽は人生における重要事項の一つですが、音楽を聴くだけの時間をほとんど取ってないんですよね、最近。新しい音楽を貪欲に求めることもなくなっていて、ずっと好きな人の曲ばかり聴いていますし。それっていけないな、と最近思っていたのですが、そう悪くも無いんだなということを「五秒の再会」を聴いていて思いました。

僕はMacの前にいる時、大抵音楽を流してご機嫌な気分で、時には大声で歌っています。洗い物するときもそうですし、洗濯物をたたんでいる時もそうです。そう考えると、音楽を聴いている時間自体はそう変わっていない。もしかすると、昔より長いかもしれません。でも、結局「○○しながら」なんですよね。歌詞カードを眺めながら、なんてCDを買った直後ぐらいです。それすらせずに、ひたすら「ながら聴き」をしている場合の方が多いです。

先日、そんな風に何かをしながら、斉藤和義のアルバム「NOWHERE LAND」を聴きました。僕はこのアルバムが余り好きではないのですが、さすがに毎日同じCDはしんどいし、iTunesのマイレートもつけなきゃなということで、特に集中するわけでもなく聴き始めました。

何気なく歌詞カードを眺めていると、そこにはもっとも長い五秒間の物語がありました。その歌詞を眺めながら二人の歌声を聴いていると、物語の中の二人が感じていることが、はっきりとわかるんですね。言葉にしてしまうとウソ臭いですが、こういった体験は「ただわかった」としか言えません。ほんとに。短い時間で、人って信じられないぐらいの出来事を思い出したりできちゃうもんですが、そういった時のある種の混沌とした感情って、とっても素直な感情なんですよね。リアルな感情を喚起させる歌詞に気付いて、心の底からそう思います。

どう生きていても、やっぱり忘れられないことっていろいろたくさんありますが、そんなときにこの曲を聴いて、優しい気持ちになれるというのは、悪くないです。自分をしっかりと暖めてくれる記憶は、大事にしたいですね。

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Tag(s): 斉藤和義

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